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鈴木氏が神戸の大型補強にポジティブ評価「取り組み的には決して悪いことではない」
元日本代表FW鈴木隆行氏は1日、都内で行われた大手ファッションブランド「niko and…」のJリーグデザインコラボTシャツ販売イベントのトークショーに登壇。今季のJリーグの動向に触れ、怒涛の大型補強を敢行するヴィッセル神戸と、主力が相次いで退団するなかで上位をキープする鹿島アントラーズの相違点について持論を展開した。
現役時代の鈴木氏は、鹿島でプロデビューを果たすと、ジェフユナイテッド千葉、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、水戸ホーリーホックなど複数のJクラブでプレー。また、ブラジル、ベルギー、セルビア、アメリカも渡り歩き、20年間のキャリアを通して合計10クラブでプレーした。
今季のJ1について尋ねられた鈴木氏は、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、同FWダビド・ビジャ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキら世界的名手を擁しながらも、暫定リーグ15位(4日時点)に沈む神戸について、「初めに良い選手を獲得してきて、その後の中身が欠けている状況になってしまっている。実際にどのようなサッカーを目指していくのかだったり、連携を高めているけるかが問題で、それさえ固まれば順位は上がっていくはず」と分析。大型補強にはポジティブな意見を示した。
「取り組み的には決して悪いことではない。だって、良い選手を呼べるんだから。いろいろお金を使っているとは言われるだろうけど、呼ばないよりは呼んだ方がいいだろうとは思います。お金を出せるところが出していくべき。それにプラスアルファして内容が伴ってくれば、全員に認められるクラブになる」
また、近年は主力が相次いで退団しているなかで、3位と上位につけている古巣・鹿島については、自身が在籍していた当時から続く伝統的な勝負強さの起因を振り返っている。
古巣・鹿島の強さは…「常に勝たなければならないという重圧を叩き込まれた」
「鹿島はやはり積み上げてきたものがある。常に勝たなければならないという重圧を叩き込まれたり、毎日100%で手を抜かずに練習し続けるということを、僕が加入した時からも先輩方がずっと取り組んでいて、教えられてきた。それがあるから試合に勝てる。それがなければ試合に勝てない。鹿島は、それを次の世代にもずっと伝えてきているからこそ、ここぞという時に力を発揮したり、走れたり、僅差の試合を制することができてきた。そこが他のチームとの差となっている部分だと思います」
神戸は2014年に株式会社楽天がオーナーとなってからは、ビッグネームの獲得に積極的な姿勢を見せているが、チームの土台としてはまだまだ固まっていないのが実情だ。対する鹿島は、“ジーコイズム”を礎に勝負強いスタイルを浸透させており、ことチーム力に関しては神戸と鹿島にはまだ大きな差があると言えるだろう。
それでも鈴木氏が言うように、神戸もイニエスタらスター選手を中心に地盤を固めることができれば、一気に常勝軍団へ飛躍を遂げる可能性も十分あるはずだ。
◆「次の世代にも伝えている」 元日本代表FWが持論、神戸になくて鹿島にあるものは?(FOOTBALLZONE)