流通経済大学付属柏高等学校 4年間スーパ
<全国高校サッカー千葉県大会:翔凜0-3流通経大柏>◇準決勝◇27日◇柏の葉
流通経大柏が翔凜に3-0で勝ち、3年連続の全国高校サッカー選手権出場へ王手をかけた。
前半39分にペナルティーエリア左でボールを受けた主将のMF八木滉史(3年)が左足でネットを揺らして先制すると、後半10分には途中出場のDF古谷優斗(3年)が右からのクロスに右足を合わせて2点目。直後の同11分にもゴール前に抜け出したMF三好麟大(2年)が右足でゴール左サイドネットに突き刺す鮮やかなゴールを決めて試合を決めた。
本田裕一郎監督は「千葉は何が起こるかわからないので、すごく慎重に入りました。(同日の準決勝第1試合で)市船橋が4点とって勝っていたので、追いつこうかと思いましたが、そんな力はありませんでした」と謙遜気味に振り返った。冬の選手権はここ2年連続で準優勝と、全国制覇手前で涙をのんできた。八木は「三度目の正直と言うか、先輩たちが悔しい思いをしてきているので、自分たちの代で優勝したい」と意気込む。
そこへの挑戦権を勝ち取るために乗り越えなければならないのが、30日に控える市船橋との県予選決勝だ。決勝での市船橋との対戦は7年連続。八木は「千葉県では絶対に倒さないといけない相手」と表情を引き締め「いつも五分五分の試合で、ここ2年間はたまたま自分たちに勝ちが転がってきているだけ。今の相手には勢いがあって怖さはあるが、しっかりやることをやって戦えれば、勝利が自分たちに転がってくる自信はある」。長年、切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバルを倒し、07年以来の全国制覇を目指す。
◇流通経大柏が3発で全国王手 市船橋と7年連続決勝(ニッカン)