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◆スペイン2部第23節 デポルティボ2―1ラシン・サンタンデール (16日・ラコルーニャ)
【ラコルーニャ(スペイン)16日=豊福晋】日本代表MF柴崎岳は、本拠のラシン・サンタンデール戦にフル出場。退場者を出す展開となったが、柴崎は左サイドMF、ボランチ、インサイドハーフの3ポジションをこなして勝利に貢献した。
柴崎のコメントは以下の通り
「スタジアムの雰囲気もよかった。試合内容がだんだん良くなっている感じがある。3バックにしてまずは守備から、というのがはまっている。今日は5バックでスタートしたが、途中で変更して4―4―2になり、そこからよくなっていった。最後は退場で1人少なくなって、明確に守ろうというメッセージあったから分かりやすかった」
◇国王杯との連戦の中でともにフル出場。
「4日前の国王杯で120分走って、今日も途中で変わるかと思ったけどフル出場だった。監督の信頼を感じる。監督が就任してまだ日にちが経ってないからなんとも言えないけど、第一印象としては、スペインに来てからは一番好きな監督。哲学的な部分もあり、大学の先生もやっていて論理的に物事を話してくれる。クレイジーでもないから、自分で上げていく自分としては助かっている。試合前も盛り上げるためにバーっと言ったりするのではなく、黙って握手して「頑張れ」と。アプローチが落ち着いているからありがたい。勝ってるし、波に乗ってる感じはある。内容はまだまだだけど、結果が出ていることに関してはプラス」
◇チームに光が見えてきた。
「冷静にならなきゃいけない部分は多い。今日もチームとしてうまくいかない部分もあった。勝った試合こそしっかりと引き締めて見るべき部分は多い」
◇前に仕掛けるプレーが多かった。
「10人になった時点で誰かが頑張って持ち上がらないといけない。ただ蹴ってクリアするのではなくて、あそこで拾って失わずにどうもっていくか。もちろん失った部分もあるけど。そういうシーンをどんどん増やしていければ、11人の戦いの中ではもっと楽にプレーできるだろうし、逆に10人になったからああいうプレーをせざるをえなかった。取られても後ろに5人いると思えば、気軽に前に持って行こうという感じになった」
◇2020年はどんな1年に。
「最近思ったのは、いつからか、俺ってなんでこんなに小さくまとまっているんだろうという感覚があった。テネリフェのときは別だったけど、ヘタフェでいつのまにか意識がちょっと違う部分にいっていたかもしれない。もっと魅力がある選手じゃなきゃいけないなと。若い時のように、ピッチの中で違いを見せられる選手にならないといけないと思う。昔なりたかったプレーヤーというのは、見ていて『うわ、すげーな』とみんなに思わせるようなプレーをする選手。そんな選手になりたかった。でもいつのまにかそういう意識が薄れていたなと。知らず知らず無意識のうちに。それをやっぱり自覚してみつけて、ちょっと意識するだけで今日みたいにまた違う部分のプレーできるし、そういうプレーヤーにならないと。それがひとつの今年の目標。チームの約束事にはまっているだけの選手じゃなくて、違いを試合の中で出していく選手になりたいと思っている」
◇プレーに喜びや遊びを入れていく
「それは自分のひとつのいい部分ではあったんだけど、いつのまにか失っていたなと。ヘタフェでの2年間は得たものもあれば失ったものもあったと思っている。忘れかけていたプレーする喜び、そういった部分を呼び起こしてうまく融合できたらいいかなと」
◆柴崎岳「なんでこんなに小さくまとまっているんだろう」2020年は「魅力ある選手に」(報知)