[11.3 J1第31節 横浜FM2-3鹿島 日産ス]
2点ビハインドからの逆転劇、仕上げの一発は鹿島アントラーズMF遠藤康の左足から生まれた。
0-2から追いついて迎えた後半39分、右サイドを突破したFW伊藤翔のクロスに対してペナルティエリア際で反応した。「力が入ってもいいことがないので、いつもどおり、練習どおりに打っただけ」。力みのないフォームから繰り出されたボレーシュートが、華麗にゴール右隅を打ち抜いた。
「前半を(三竿)健斗と一緒に見ていて、パスの距離が遠かった。自分たちが入ったときは近くしてリズムを作ろうと思っていた」。前半は相手にボールを握られる時間が長く2失点につながったが、遠藤が投入された後半開始時からは内容が改善。後半18分に投入されたMF三竿健斗とともに逆転劇の立役者となった。
もっとも、この日の試合内容には満足していないという。
「勝ったことはもちろん良かったし、今後に向けて大事な試合で逆転できたことは良かったけど、前節と前半は特に変わっていない」。前節の名古屋戦(●0-1)をそう引き合いに出した遠藤は「結果勝ったけど毎回こういった試合だと安定して勝てない。結果はいいけど、勝ち方が心配かなと思う」と気を引き締めた。
◆華麗なボレーで逆転弾も…鹿島MF遠藤「結果はいいけど勝ち方が心配」(ゲキサカ)