明治安田生命J1リーグの鹿島アントラーズはブラジル1部サントスに所属するMFジエゴ・ピトゥカの獲得を諦めたようだ。19日、ブラジルメディア『ウニヴェルソ・オンライン』が伝えている。
2017年にボタフォゴからサントスに加入したピトゥカは、中盤の主力として今季はカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部リーグ)で22試合に先発出場。コパ・リベルタドーレスでもここまで9試合で先発メンバーに名を連ねており、チームはベスト4まで勝ち上がっている。
同選手を巡っては、鹿島アントラーズが640万レアル(約1億2500万円)で獲得オファーを提示したものの、サントス側はこれを拒否したため、760万レアル(約1億5600万円)へ増額し再度オファーを行っていた。
しかし、サントスのオーランド・ロロ社長はコパ・リベルタドーレスでの優勝という目標がある中で、中盤で必要不可欠な戦力であるピトゥカの放出に反対。鹿島側に同選手の放出を検討していない旨を伝えたものとみられ、交渉は破談に終わったようだ。
なお、鹿島アントラーズは19日に行われたJ1リーグ最終節・セレッソ大阪戦で勝利をあげることができず、来季AFCチャンピオンズリーグ出場の可能性が消滅している。来季へむけてさらなる戦力アップを目指していた最中でのピトゥカ獲得失敗に頭を悩ませているかもしれない。
◆鹿島アントラーズ、ブラジルの名門サントスMFピトゥカの獲得から撤退へ。その理由は…(FOOTBALL TRIBE)