新加入ピトゥカは「ジーコのように…」と意気込み
鹿島アントラーズは2月17日、新加入選手発表会見をオンライン上で実施。小泉文明代表取締役社長ほか、MF須藤直輝、MF舩橋佑、DF常本佳吾、DF林尚輝、GK早川友基の5選手が出席した。なお、コロナ禍で来日できていないMFアルトゥール・カイキとMFディエゴ・ピトゥカ、体調不良のMF小川優介は欠席となった。
冒頭、小泉社長はザーゴ体制2年目となる今季について「フットボールの進化と深化」を宣言。「昨季の攻守に積極的な試合運びで主導権を握るスタイルを継続し、一つひとつの精度を高める。2020シーズンを通して取り組んだ戦術の熟成とクオリティ向上がテーマ」と説明した。
そのうえで具体的な目標には「国内3大タイトル獲得を目指す。4年連続国内タイトル無冠という状況のなかで、改めて再出発を図りたい。この30周年のアニバーサリーイヤーの歴史を飾るということでも、タイトルが至上命題」と、決意を示した。
続けて、出席した各選手がそれぞれ以下のような意気込みを語った。
須藤(昌平高)
「自分はドリブルからのチャンスメイクが得意。自分のプレーでたくさんのファンやサポーターの方々を魅了し、タイトル獲得に貢献できるよう、日々尽力していきたい」
船橋(鹿島ユース)
「自分の持ち味はボールを持ったときのロングフィードや長短のパスで攻撃を作っていくこと。アカデミーから上がった身なので、アカデミーの代表として自覚と責任を持って行動していきたいと思っているのとともに、少しでも多く試合に関われるように、尽力していきたい」
常本(明治大)
「この歴史と伝統のある鹿島に加入できたことをとても幸せに感じている。大卒として即戦力としてタイトル獲得に大きく貢献できるよう、精進していきたい」
林(大阪体育大)
「この歴史的な瞬間にタイトルを獲得できるように、1試合でも多く出場してチームの勝利に貢献していきたい。特に自分の長所である守備の部分でチームを引っ張っていけたらいいなと思っている」
早川(明治大)
「鹿島アントラーズに入団できたことを非常に嬉しく思う。自分の武器を生かして、タイトル獲得に全力で貢献したい」
また、ブラジル人MFふたりも、ビデオメッセージを寄せた。
A・カイキ(アル・シャバブ/サウジアラビア)
「今回アントラーズのようなビッグクラブでプレーできる機会を得て、非常に嬉しい。自分の特徴はパワーやスピードで、決定力にも自信がある。良い試合をして、ゴールやアシストでチームを助けられる選手になりたい。また、クラブの目標であるタイトル獲得が重要。来日してからチームメイトと全力を尽くして、達成できるようにしたい」
ピトゥカ(サントス/ブラジル)
「鹿島は勝者のクラブであり、ワクワクしている。1日でも早くそのユニホームに袖を通し、誇りを持ってプレーしたい。自分の特徴はパスとチームにダイナミズムを与えること。その特徴でチームに貢献できればと思う。今季の目標は優勝すること。日本最大のクラブに行くので、そこで歴史を作りたい。他のブラジル人やジーコのように、クラブの歴史に名を刻みたい」
高校選手権でも大きな注目を集めた須藤や、特別指定選手として既にJ1デビューを果たしている常本、先月のコパ・リベルタドーレスでもチームの決勝進出に貢献したピトゥカなど、期待の逸材が加わった鹿島。節目の30周年となる今季、新たな星を増やすことができるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆【鹿島】ザーゴ体制2年目、「進化と深化」で3大タイトル獲得へ!4年連続国内無冠から再出発(サッカーダイジェスト)