来季J2で戦う仙台が、J1鹿島MF遠藤康(33)を完全移籍で獲得することが16日、決定的となった。遠藤は宮城県出身で塩釜FCユースから2007年に鹿島へ入団し、同クラブ一筋で15年プレー。左利きの高い技術と広い視野を持つ選手でJ1通算304試合46得点。今季は23試合出場1得点4アシストの成績だった。
仙台は今季19位で13年ぶりのJ2降格が決定。年間5勝に終わる苦しいシーズンを送った。遠藤は鹿島在籍中に国内主要タイトル10冠、18年のACL制覇を経験。常勝チームで長く主力として活躍してきたMFはピッチ内外でチームを引き締め、若手たちの手本となる存在になれる。
右サイドハーフを主戦場に抜群のパスセンスで攻撃にアクセントを加える。セットプレーのキッカーとしても精度が高い。今季リーグワーストタイの31得点だった得点力UPへの重要なピースにもなる。1年でのJ1復帰を目標に掲げる来季の戦いへ、頼もしい戦力が加わる事になりそうだ。
◆仙台が鹿島MF遠藤康を完全移籍で獲得へ…地元・宮城出身、J1で304戦46点のレフティー(報知)