J1鹿島は25日、鹿嶋市内に新設されたアカデミー専用グラウンド「鹿島アントラーズ アカデミーフィールド」の竣工式を行った。
同グラウンドはアカデミーの充実を目指し、クラブハウス近隣に専用のグラウンド整備に着手。ユースの柳沢敦監督らOBが中心となり、建設費用をクラウドファンディング(CF)で募ってきた。この日までに寄付者は合計2793人にのぼり、支援金は企業法人他を含む合計約2億4000万円に到達。最高品質の人工芝1面のピッチが完成した。
これまで、ユースは天然芝のグラウンドを使用してきたが、養生期間の度に市内のグラウンドを借りて練習してきた。1年を通して使用できるピッチが確保できることで、柳沢監督は「より充実した練習ができる。未来のアントラーズの選手をより多く排出できるよう頑張りたい」と語った。
竣工式後には、支援者を対象としたサッカー交流会でこけら落としが行われた。出席した小泉文明社長は「改めてこのフィールドで将来の選手を育てていく、必要性を強く感じました。この地から多くの有望な選手が出ることを期待しています」と語った。今後はアカデミーだけでなく、地域の子供たちの交流の場としても活用していく。
◆鹿島アカデミーの新拠点 CFで2793人、2億4000万円の支援で完成(スポニチ)