「強化のトップとして果たせなかった責任は大きいと痛感しています」
J1リーグの鹿島アントラーズは12月25日、鈴木満フットボールダイレクター(FD)が今季限りで退任すると発表した。後任にはフットボールグループプロチームマネージャーの吉岡宗重氏が就任。鈴木氏はクラブの強化アドバイザーに就く予定だ。
鈴木氏は1957年5月30日生まれ、宮城県出身、64歳。鹿島の前身である住友金属工業の選手、監督、そして92年から鹿島ヘッドコーチを歴任。96年から鹿島の強化育成課課長、強化部長、そして2019年8月から取締役フットボールダイレクターなどを務めてきた。
吉岡氏は1978年4月22日生まれ、43歳。大分トリニータ強化部強化担当などを経て、2011年2月から鹿島の強化部強化担当(同課長など)、2019年8月から鹿島フットボールグループプロチームマネージャーを務めてきた。
鈴木氏は 「ここ5年間の国内タイトル無冠、創設30周年となる今シーズンも不本意な成績で終わり、強化のトップとして果たせなかった責任は大きいと痛感しています。アントラーズが今後も勝利を積み重ねていくためには、築き上げた哲学の継承とともに、チームの改革が必要な時期にきていると思います。タイトル奪取に向けて一丸となって戦い続けていくクラブの応援とサポートを、これからもよろしくお願いします」とコメントしている。
吉岡氏は「来シーズンよりフットボールダイレクターに就任することになりました吉岡宗重です。これまでのアントラーズの伝統と文化を引き継ぎ、クラブミッション である『すべては勝利のために』という使命を果たすべく、献身的に取り組んで参ります」と決意を示している。
◆【鹿島】鈴木満FDが退任、一線を退き強化アドバイザーに就任予定。後任は吉岡宗重氏(サカノワ)