鹿島は10日の札幌戦(札幌ドーム)で0―0のスコアレスドローに終わった。レネ・バイラ―監督は「結果としては引き分けに終わった。次の課題を克服しながら次の試合に挑みたい」と淡々と語ったが、優勝争いの中で下位相手に勝ち切れなかった低調な内容に試合後は鹿島サポーターの怒りが爆発した。
試合を終えてゴール裏のサポーターのもとに鹿島イレブンが足を運んであいさつした際に、一部のサポーターがマスクを外して選手を挑発。これに激高したDF安西幸輝と言い合いになる場面に発展した。鹿島のサポーターは執拗に選手に対する挑発を続け、マスクを外して大声を出したり上半身裸になる者も出た。
新型コロナウイルスの感染対策から、マスクを外して大声を出す行為はもちろんご法度。ネット上ではファンやサポーターの間から「鹿島サポは応援行くのは構わないが、ルール守らない声出しは勘弁してくれ」「浦和レベルまで成り下がるのは勘弁ならん」「とりあえず鹿島のサポーターに処分+声出し実験鹿島撤回で」などと批判の声が湧き起こった。
Jリーグの声出しルールを巡っては、浦和サポーターに違反が相次いだことで野々村チェアマンがクラブへの罰金を諮問する方針を示しており、今後再発した場合には無観客試合や勝ち点剥奪の可能性も示唆している。今度は鹿島サポーターが起こした違反行為は物議を醸しそうだ。
◆鹿島サポーターが怒り爆発! マスク外して大声で挑発、上半身裸で選手威嚇し波紋呼ぶ(東スポweb)