札幌――攻守両面で積極的に鹿島に挑む
[J1第21節]札幌0-0鹿島/7月10日/札幌ドーム
【札幌|採点】
スタメン)
GK
菅野孝憲 6.5
DF
田中駿汰 6
岡村大八 6.5
高嶺朋樹 6
MF
金子拓郎 6.5
荒野拓馬 5.5(63分OUT)
宮澤裕樹 6
菅 大輝 6
駒井善成 6
青木亮太 5.5(87分OUT)
FW
興梠慎三 5.5(78分OUT)
途中出場)
DF
福森晃斗 6(63分IN)
FW
中島大嘉 ―(78分IN)
DF
西 大伍 ―(87分IN)
監督)
ペトロヴィッチ 6
【札幌|寸評】
2連敗中と苦しい状況ではあったが、それをあまり感じさせず攻守両面で積極的に鹿島に挑んでいった。ホームで勝点3は取れなかったが、鹿島と渡り合い連敗を止めたことは前向きな要素だろう。
より積極的なベンチワークが見たかった感もあるが、ピッチ内のパフォーマンスが悪くなかったことを考えれば妥当なものだったのかもしれない。GK菅野がクロスボールに対して安定感のあるプレーを見せてチームに安心感を与えていたように思う。攻撃陣では、得点こそ奪えなかったものの、金子にボールが入った場面では期待値が高まった。スピードアップした局面ではミスが出た選手もいたが、基本的にはどの選手も身体を張ったプレーを見せ、勝点獲得に貢献していたと言える。
鹿島――攻撃が精彩欠いて手痛いドロー
[J1第21節]札幌0-0鹿島/7月10日/札幌ドーム
【鹿島|採点】
スタメン)
GK
クォン・スンテ 6
DF
常本佳吾 6
三竿健斗 6.5
キム・ミンテ 6.5【MAN OF THE MATCH】
広瀬陸斗 6
MF
樋口雄太 5.5(56分OUT)
ディエゴ・ピトゥカ 6.5
和泉竜司 5.5
アルトゥール・カイキ 6
FW
土居聖真 6(75分OUT)
エヴェラウド 5.5(56分OUT)
途中出場)
DF
安西幸輝 5.5(56分IN)
MF
舩橋 佑 6(56分IN)
MF
中村亮太朗 5.5(75分IN)
監督)
レネ・ヴァイラー 6
【鹿島|寸評】
得点源のひとりである鈴木が体調不良により欠場となり、フィニッシュの場面でのパワーが普段よりももの足りなかった印象。守備面は肝心な部分を引き締めており、全体的に悪い内容ではなかったが、首位横浜を追うなかでは痛いドローか。
上田が移籍し、この試合では鈴木が欠場。期待が寄せられたエヴェラウドは前線で意欲的にプレーし、その力強さは示すもクオリティの部分ではもの足りなさがあった。後半のベンチワークで攻撃に変化をつけたが、実らず。一方、前節は3失点を喫した守備のところでは、古巣戦となったキム・ミンテが強さを見せて零封に大きく貢献。両サイドはなかなか押し上げができていなかったが、敵地で無失点で試合を終えたことを考えれば、悪くないパフォーマンスだったとも評せる。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
◆【J1採点&寸評】札幌0-0鹿島|キム・ミンテが古巣戦で健闘。守護神・菅野はクロスボールに対して安定感あるプレー(サッカーダイジェスト)