昨季J1で4位の鹿島は24日、キャンプを行っている宮崎市内でJ2岡山と練習試合(45分×2本、30分×1本)を戦い、1-5で敗れた。21日の徳島戦に続いて2試合連続でJ2に大敗し、攻守に課題が露呈。岩政大樹監督(40)は、2月18日の開幕戦に向けて、公式戦仕様の戦い方に切り替えていく考えを示した。
徐々に〝本番モード〟に入る。南国・宮崎に小雪が舞う寒さの中で行われた練習試合。J2相手に大敗を喫したが、岩政監督はぶれることはなかった。
「勝ち点3をもらえるわけではないので、勝敗は気にしていない」
FW鈴木やFW知念、DF植田ら主力組が先発した1本目は0-1。しかし、2本目に昨季J2で3位の岡山にカウンターなどから一気に4点を失った。同じJ2で8位の徳島に6失点した21日の試合と同様、徐々にメンバーを入れ替える中での大量失点。指揮官は「メンバーによって大きく内容が変わってしまうというのはある」と課題としつつも、「いろんな組み合わせを見ている最中」と、試行錯誤の段階であることを強調した。
「公式戦用のものに変えていかないといけないタイミングに差し掛かっていると思います」と岩政監督。現状では、ボールの奪いどころなども選手の判断に任せているという。2016年以来、7年ぶりのリーグ制覇へ。今後は理想の形を持ちつつも、開幕までにはチームとしての共通認識などを作り上げていく。(山下幸志朗)
◆J1鹿島が2試合連続でJ2勢に大敗 岩政監督「勝敗は気にしていない」(サンスポ)