<明治安田生命J1:鹿島4-0G大阪>◇第10節◇29日◇カシマ
鹿島アントラーズは、ガンバ大阪との「オリジナル10対決」で4-0と大勝した。
ホームでの勝利は、昨年8月14日のアビスパ福岡戦以来、8カ月ぶり。FW鈴木優磨(27)の3戦連発弾、MF土居聖真(30)の「1分30秒で2発」など、左右のサイドを崩しての理想的な攻撃で、今季初の連勝を飾った。
15日のホームでの試合は、ヴィッセル神戸に5失点の歴史的大敗を喫した。その悪夢を払拭(ふっしょく)するような展開だった。 試合後、岩政大樹監督(41)は「神戸戦の出来事は、おそらく歴史について回る出来事だと思っている」と切り出した。鈴木がサポーターの怒号を受け止めたことを挙げ、「サポーターも後押しするという声を投げかけてくれて。試合前はいろんな不安はありましたが、もし、勝つことがあれば、こういう展開かも、というのはあった。これは、サポーター、選手がつくり出したもの。ようやく自分たちのスタートラインに立てたかなと」と総括した。
前節のアルビレックス新潟戦で勝利するまで4連敗を喫し、解任論も取り沙汰された。今季初の連勝で、メンタル面の変化を問われると、岩政監督は「この仕事、心が安まらないと思っています。前節、新潟に勝って少し、久しぶりに生きた心地しましたけど」と本音を漏らす一幕も。「その後、この試合に抜けていろんなことが頭にめぐらして苦しかったですし、ホームで勝ってないプレッシャーがあった」と話した。
攻撃面では、各選手の絵がそろってきた。指揮官は「新潟戦の勝利で、こういう戦いをすればこういう展開になる、とつかんでくれた」と手応えを口にする。守備面でも2試合連続の無失点で、岩政監督は「クリーンシートは大きな結果」と話した。
◆【鹿島】岩政監督「ようやくスタートラインに立てた」神戸戦惨敗からホームでG大阪に大勝(ニッカン)
#岩政大樹 監督『試合前はいろんな不安はありましたが、もし、勝つことがあれば、こういう展開かも、というのはあった。これは、サポーター、選手がつくり出したもの』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) April 30, 2023
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