DAZNの「Jリーグジャッジリプレイ」で、20日の「鹿島アントラーズ-FC東京戦」(1-1)で鹿島DF関川郁万(22)が、東京FWディエゴ・オリベイラ(32)をペナルティーエリア内で押して倒したとしてファウルを取られ、PKを与えた場面が取り上げられた。鹿島は5戦連続無失点勝利を続けてきたが、このPKの失点で連勝も無失点記録もストップ。試合直後から、サポーターの間ではPKかどうか議論がされていた。
同番組は元日本代表FW大久保嘉人氏、元北朝鮮代表FWの鄭大世氏、元審判員の家本政明氏が出演。視聴者投票では2万7000人が投票し、「ファウルでPK」が30%、「ノーファウル」が43%、「ノーファウルでシミュレーションで攻撃側に警告」が27%だった。
鄭大世氏は「僕の意見では明らかにノーファウル。FWの心情からすれば、押してくれてありがとう、倒れてファウルどう? という感じ。僕はこの状況で倒れたらかっこ悪いというタイプだった」。
大久保氏は「最初、見てる時になぜ倒れたの? と思った。でも明らかに関川選手が遅れてるんですよ。遅れて、体を入れられたので、手が出てしまった。自分はファウルだなと思いました。でも、FWとしたら倒れたくはない。よく、審判が見ていたと思いました」と見解を述べた。
ディエゴ・オリヴェイラのダイブにも見えるが、大久保氏は「自分だったら来たな、と前に体重が乗る。そのタイミングで押されるといくら我慢していても倒れる。僕も倒れて“口撃”すると思います。ディエゴ選手はうまかったかな」と話し、鄭大世氏とは意見が分かれた。
家本氏は「個人的には、僕だったら続けさせる。両方とも反則とするのは厳しいので、スキップする考えもある。僕は笛が鳴る印象は持っていない」と私見を述べた。
ただ、大久保氏も鄭大世氏も「関川選手は、ディエゴのプレーは分かっている。こけたりするというのは。この駆け引きに負けたのは、結果論としてありますね」と口をそろえた。
ビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)が介入して、取り消しに向けて動くかについて問われると、家本氏は「100%動かないです。レフェリーがいいポジションで見ていて、コンタクトがあって、腕が曲がった状態から伸びる、押す行動が写っている。程度は分からないが、VARはレフェリーが判断してコメントを投げているので、VARは入らない」と説明した。
◆鹿島-FC東京のPK判定に鄭大世氏「ノーファウル」大久保嘉人氏「ディエゴ選手はうまかった」(ニッカン)
家本さん『個人的には、僕だったら続けさせる。両方とも反則とするのは厳しいので、スキップする考えもある。僕は笛が鳴る印象は持っていない』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) May 24, 2023
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