明治安田生命J1リーグは各地で4試合が行われ、前半で退場者を1人出した鹿島はFW鈴木優磨(27)が挙げた虎の子の1点を守り切って3位に浮上した。鈴木はJ1でシーズン自己最多となる12得点目。エースの活躍で逆転優勝に望みをつないだ。首位の神戸は広島に0―2で敗れ、5試合ぶりの黒星で勝ち点を52から伸ばせなかった。
一瞬の隙を見逃さなかった。前半13分、相手バックパスを抜け目なく奪うと、GKとの1対1を冷静に流し込んで先制点。シーズン自己最多となる12点目が決勝点となった鈴木は「ルヴァン杯で名古屋に負けてタイトルを失ったので(この試合を)落とすわけにはいかなかった」と大粒の汗を拭った。
前半25分、MFピトゥカが相手MFの脚を踏みつけたとして一発退場。約65分間を10人で戦うことになったが、J復帰後リーグ戦初出場となったMF柴崎を投入するなど、鹿島らしい粘りの守備でしのぎきった。
直近12試合負けなしだった“お得意さま”C大阪を撃破し、名古屋を抜いて3位に浮上。この日敗れた首位・神戸との勝ち点差は6に縮まった。逆転優勝へ、エース鈴木は「僕たちは毎試合勝つだけ」と語気を強めた。
◆鹿島・優磨 J1自己最多12点目 10人で虎の子の1点死守 C大阪撃破で3位浮上(スポニチ)
シーズン自己最多となる12点目が決勝点となった #鈴木優磨『僕たちは毎試合勝つだけ』
— 日刊鹿島アントラーズニュース (@12pointers) September 17, 2023
◆鹿島・優磨 J1自己最多12点目 10人で虎の子の1点死守 C大阪撃破で3位浮上(スポニチ) https://t.co/vSEypBhArR pic.twitter.com/0HbGXMFmFY