【ドーハ27日=佐藤成】日本代表(FIFAランキング17位)は27日、AFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の決勝トーナメント1回戦(31日)のバーレーン(同86位)戦に向けて、当地で調整した。練習前にはドーハ日本人学校の子どもたちと交流。激励を受けた。公開された冒頭30分のトレーニングでは、ボール回しなどを明るい空気感で取り組んでいた。
1次リーグで2試合の途中出場にとどまったMF佐野海舟(23=鹿島アントラーズ)が、ゴールへの意識を強めている。
名前の通り、ボールの「回収」が得意なボランチだが、全体練習後には精力的にシュート練習に取り組んでいる。「試合ではなかなかまだシュートを打つ場面がないのでどうつながっているかは分からないが、どんどん前に出てゴールに絡んでいくことが必要だと思っているので、しっかりその精度を上げられるようにやっていきたい」と話した。
プレッシャーがかかる中、ボランチでの途中出場。難しさも感じている「最後締めないといけないところなので、この前の試合(インドネシア戦)は失点してしまったのでそこは自分の課題だと思っている。どうやって試合を締めるかは自分には必要なこと」と自分に言い聞かせた。
今後はより重圧のかかる決勝トーナメントでの戦いになる。「もう本当に前向きなプレーだったり、自分の球際の部分だったり出せるところをしっかり出すことを考え、チームの勝利に貢献できるようにやりたい」と力を込めた。
◆【アジア杯】回収だけじゃない佐野海舟「ゴールに絡んでいくことが必要」精力的にシュート練習(ニッカン)