【ドーハ27日=佐藤成】日本代表(FIFAランキング17位)は27日、AFCアジアカップ(アジア杯)カタール大会の決勝トーナメント1回戦(31日)のバーレーン(同86位)戦に向けて、当地で調整した。練習前にはドーハ日本人学校の子どもたちと交流。激励を受けた。公開された冒頭30分のトレーニングでは、ボール回しなどを明るい空気感で取り組んでいた。
チーム内得点王のFW上田綺世(25=フェイエノールト)は、自分たちに集中した。
決勝トーナメント1回戦の相手がバーレーンに決定したが「相手がどこでも負けたら終わりというのは同じ。相手がどうこうという以前に、まず自分たちの準備」とうなずいた。
アウェー環境になることが予想される中東との対戦は、イラク戦で経験済み。「別にそんなアウェーな感覚もなくて、多分僕以上にトップトップでやってる選手はもっとアウェーを経験しているし、逆に大きなスタジアムに半分ちょっくらいのアウェーサポーターがいて、どアウェーと捉えるかどうかは、僕は、どうなのかなと。もはやあまり入ってないなぐらいな感じです」と持論を展開。熱狂的なプレミアリーグやブンデスリーガでやっているメンバーも多く、問題ないとした。
1次リーグで3得点し、チーム最多スコアラーに。連係も深まってきた。「チームとしても個人的にも合ってきてるし、成長できたんじゃないかな」と手応えを示した。
26日には、攻撃と守備に分かれてミーティングを実施した。1次リーグの場面を切り取った映像を見返して、意見を交換し合い、アタッカー陣の意図を共有した。「選手の意思とか、そういうところを伝えることで、FWとしてのとか、アタッカー陣のイメージは共有できたんじゃないかな」と効果を口にした。
◆【アジア杯】上田綺世、中東相手気にしない「もはやあまり入ってないなぐらい」自分たちの準備を(ニッカン)