日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年2月23日金曜日

◆鹿島・濃野公人 秋田以来、クラブ大卒新人31年ぶり開幕先発へ “内田篤人2世”「結果にこだわる」(スポニチ)



濃野公人


 明治安田J1リーグはきょう23日に開幕する。23日の2試合はオリジナル10(J1年目の10チーム)同士の対戦で、名古屋―鹿島は93年開幕カードと同じだ。“内田篤人2世”の呼び声高い鹿島のDF濃野(のうの)公人(21)はクラブの大卒新人としては93年の秋田豊、奥野僚右以来の開幕スタメンが濃厚。パリ五輪出場、そしてA代表入りも狙う無名の21歳が8年ぶりの王座奪回を目指す鹿島のキープレーヤーの一人だ。

 クラブ史に名を残す瞬間が近づいている。大卒新人として秋田豊(当時右サイドバック=SB)が93年開幕名古屋戦で先発してから31年。ポジションも対戦相手も当時と同じ状況で迎える一戦を前に、大卒ルーキーの濃野は「点を取れるSBを売りにしてきた。開幕から結果にこだわっていきたい」とエンジン全開で駆け抜ける覚悟だ。

 SB転向からわずか2年で名門・鹿島からラブコールを受けた異色のルーキーだ。関学大入学後、2年までトップ下など攻撃的なポジションだったが、人手が足りなかったこともあり3年で転向。当初は中央でやりたい気持ちもあった。ただ、転向1年目からチーム一の出場時間を勝ち取り「チャンスをもらえるポジションだなと思った。ここで頑張ってみるかと思った」と腹をくくった。

 「Z世代」らしく動画から独学でSBの動きを学んだ。動き出しは、元スペイン代表ジョルディ・アルバ(マイアミ)仕込み。ポジショニングはポルトガル代表ジョアン・カンセロ(バルセロナ)の動きを頭にすり込んだ。「動画を見ている濃野に話しかけても無駄」とあきれられたことも一度や二度ではなかったと苦笑いする。

 持ち前の攻撃的なセンスから“内田篤人2世”とも呼ばれる。北京五輪、そしてA代表の常連となったOBの経歴をなぞるように、自身も今夏のパリ五輪、そしてA代表入りを狙う。「まだ比較される選手ではないが偉大な先輩に近づいて追い越したい」と成長を誓う。

 93年(第1ステージ優勝)、00年(年間優勝)と開幕節の名古屋戦で勝利した年はいずれもタイトルを獲得した。濃野自身、J1勢との対戦はなく未知数な部分もあるというが「タイトルを獲るために良いスタートを切りたい」。常勝軍団復活へ21歳が勝利を呼び込む。





◆鹿島・濃野公人 秋田以来、クラブ大卒新人31年ぶり開幕先発へ “内田篤人2世”「結果にこだわる」(スポニチ)





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