<明治安田J1:鹿島1-0神戸>◇第15節◇19日◇カシマ
鹿島アントラーズが大卒1年目のDF濃野公人(22)の得点で首位のヴィッセル神戸を下した。これでホームで神戸相手に12年ぶりの勝ち点3を手にした。
センターバックのDF植田直通(29)とDF関川郁万(23)が相手エースFW大迫勇也(34)をシュート0本に封じ、仕事をさせなかった。植田は「サコくん(大迫)だけでなく、タレントがそろっているチーム。その中で相手をどう封じるかは練習でやってきた。今までやってきたことをやったからこそ防げたと思う。今やっていることに自信を持てた」と振り返った。
12日の東京ヴェルディ戦は3-0から追いつかれてドロー。今季は17失点でリーグで8番目に少ないものの、堅守の鹿島としては合格点とは言い難い状態だった。
植田は「今まで、ここに来るまでにかなり失点数を重ねて、自分自身、迷惑をかけていると思っていた。今日、0でいけて少しほっとしました」と本音も漏らした。
神戸はロングボールやクロスを使いながら、個の力を生かした神戸の攻撃を耐え抜いた。セカンドボールの拾い合いでも負けなかった。植田は空中戦でも自身の持ち味を存分に発揮し「自分はヘディングで負けは許されない。周りも僕が勝つと思って準備している。自分は勝つしかない。その点は、今日はうまくいった」と手応えを口にした。
◆【鹿島】ホーム神戸戦12年ぶり勝利 植田直通&関川郁万が神戸大迫をシュート0に封じ無失点(ニッカン)