日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2013年6月9日日曜日

◆長谷部、ゲーム主将に内田指名「チームを引っ張れ」(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/japan/news/20130608-OHT1T00285.htm

 ◆ブラジルW杯アジア最終予選B組 イラク―日本(11日、カタール・ドーハ・アルアラビスタジアム) 日本代表MFで主将の長谷部誠(29)=ヴォルフスブルク=が、イラクとのアジア最終予選最終戦のキャプテン代行にDF内田篤人(25)=シャルケ04=を指名した。自身が出場停止となるため、責任感を持たせて自覚を促すのが狙い。アルベルト・ザッケローニ監督(60)が最終決定する。B組1位で5大会連続5度目のW杯出場を決めた日本代表は、7日に現地のスタジアムで約1時間、初練習した。

 ドーハ入り後、初めての練習を終えた取材エリア。MF長谷部は隣にいたDF内田を見て、イラク戦でのゲーム主将に指名した。「僕が決めることじゃないけど、決められるのなら」と前置きし、「内田が(主将で試合に)出たら自覚が出ていいんじゃないか」とイケメンの後輩を推しメンに推薦した。

 長谷部は1―1の引き分けでW杯出場を決めたオーストラリア戦(4日)で累積2枚目の警告を受け、イラク戦は出場停止となる。サッカーでは、メンバー表を提出する際に主将登録が必要で、代役を立てなければいけない。警告は内田のカバーに回ったことで結果的に受けたものだが、もちろん代役に指名した理由は別にある。

 「いろいろな選手が主将をやった方がいい。主将にならないと考えないこともある。チームにとってはいいことだと思う」。10年南アフリカW杯の直前、岡田武史日本代表監督(当時)に指名され、約3年間、主将を務めてきた。「何もやっていない。みんなに助けられてばかり」と謙遜する一方で、責任感を背負うことで「選手として成長できた」と実感している。

 内田に任せるには、いい機会でもある。14年ブラジルW杯で上位を狙うため、チーム内には個人の技量を上げようというムードが高まっている。内田は同年代のMF本田、DF長友のように「W杯で世界一」と公言するタイプではない。誰よりも体を張ったプレーを見せるが、ピッチを出れば一歩引いた立ち位置にいる印象だ。当然のように主将指名には難色を示したが、長谷部は「チームを引っ張る」意識を植え付けようとしている。

 主将はザッケローニ監督が決める。過去の例から予想すると、最年長のMF遠藤が有力候補だが、長谷部は立場を超え、期待を込めて、あえて内田を指名した。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事