日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年11月17日日曜日

◆1トップはオレだ!大迫“一発回答”1ゴール1アシスト(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20131117/jpn13111705050015-n1.html



 国際親善試合(16日、オランダ2-2日本、ベルギー・ゲンク)日本代表はオランダ代表と2-2のドロー。先発に抜擢(ばってき)されたFW大迫勇也(23)=鹿島=が強豪相手に1ゴール1アシストを決め、来年のブラジルW杯に向けた新1トップ候補として存在感を発揮した。MF香川真司(24)=マンチェスター・ユナイテッド=は後半開始から出場し、復調を印象付けた。主力と新戦力が融合した日本は、19日(日本時間20日)にFIFAランク5位のベルギー代表と対戦する。



 Jリーグで勢いに乗る男が“一発回答”だ。今季18得点とJ1の得点ランクで3位に並ぶFW大迫が先発に抜擢されると、1ゴール1アシストと躍動。「結果を出すことしか考えていなかった。0-2から1点取れば分からないと思っていたので、取れてよかった」と笑った。

 最初の見せ場は2点を追う前半44分。ゴール正面でMF長谷部のスルーパスに右足をダイレクトで合わせると、ボールはゴール左隅に吸い込まれた。2010年南アフリカW杯準優勝の強豪と日本は過去2度対戦し、いずれも完封負け。日本代表として初めて「オレンジ軍団」のゴールをこじ開けた。

 これで息を吹き返した日本は後半に攻勢に転じると、同15分には相手DFを背負いながらDF内田のパスをMF本田に落として同点弾をおぜん立て。同28分に退くまで攻撃の中心を担った。

 ポストプレーがうまく、ボールを失わない特長も随所に光った。それを支える強靭(きょうじん)な足腰が培われたのは、鹿児島城西高時代だ。指導した小久保悟監督(45)は「グラウンドが柔らかい土で走りにくい。あれで強くなった」と指摘する。環境に恵まれたチームは人工芝での練習が多いが、大迫は桜島の火山灰がベースの灰色の土で育った。本人も「砂漠みたいなグラウンドでしたから。それで強くなったのかな」と話す。



 フルメンバーの代表戦での得点は初めて。同じポジションではFW柿谷が台頭した中、一足先に結果を出して存在感を示した。「緊張はしなかった。少ないチャンスの中で結果を狙おうと思っていた」と大物の風格すら漂わせた大迫が、ザック・ジャパンの1トップ争いに名乗りを上げた。

データBOX

 ◎…日本代表はオランダと引き分け、今年の成績を18戦7勝3分け8敗とした。年内の試合は19日(日本時間20日)のベルギー戦のみで、この試合で負けると年間での負け越しが決定。これは、トルシエ監督時代の1999年(4分け3敗)以来。
 ◎…今年のアジア以外との対戦成績は、4勝1分け7敗となった。
 ◎…オランダ戦での連敗を「2」でストップし、対戦成績は1分け2敗となった。また前半44分にFW大迫が奪った得点が同国相手の初得点となった。

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