日本代表FW大迫勇也(23=1860ミュンヘン)が、「最後の国立」でゴールを決め、W杯メンバー入りをアピールする。5日の親善試合ニュージーランド戦に備え、2日夕方に帰国。「結果と内容にこだわりたい。得点を取るために頑張りたい」と意気込んだ。
ニュージーランド戦は日本代表にとって最後の国立開催の国際Aマッチとなる。大迫にとって国立は「成り上がりの地」。09年1月の全国高校選手権準決勝、決勝で2得点をマークした。同2月の富士ゼロックス・スーパー杯でプロデビューを飾り、11年11月のナビスコ杯決勝では決勝点を挙げMVPを獲得した。
だから、国立への思いは強い。1月にドイツに移籍し、海外組として凱旋(がいせん)した今回の代表戦が国立開催。「国立には良い思い出しかないので、最後も良い思い出で終わりたい。結果が大事なので」。験のいい競技場で最高のアピールである得点を狙う。
新天地のドイツでは、球際の激しさなどを日々経験し成長の糧としている。初の長距離移動を経て代表に合流したものの「体調は大丈夫。良いコンディションで試合に臨みたい」。国立でゴールという結果を残せば、その先にはW杯メンバーの座がある。【菅家大輔】