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今年1月に鹿島から1860ミュンヘンに移籍したFW大迫勇也は海外組となって初めての日本代表戦に臨む。1日のサンドハウゼン戦(0-0)で移籍後4試合連続となる先発出場を果たし、2日に帰国。5日にはニュージーランド戦(国立)が控える強行日程だが、「移動して試合をするだけだから。時差ボケ? 全然大丈夫」と頼もしい。
初の海外挑戦ながら加入後4試合で2得点を記録。ブンデスリーガ2部リーグと決して周囲のレベルは高くないが、外国人選手特有の足の長さやフィジカルの強さなど、日本では味わえない経験も重ねている。「激しさもあるし、そこはやっていくうちにプラスになるのかな」。まだ短期間とはいえ、ドイツでの経験を試す最初の舞台がニュージーランド戦になる。
昨年11月のベルギー遠征ではオランダ戦(2-2)で1ゴール1アシストを記録し、オランダから日本代表史上初となるゴールも奪った。代表定着に大きく前進したとはいえ、FWの定位置争いで見れば、FW柿谷曜一朗(C大阪)との熾烈な競争はブラジルW杯本番まで続きそうだ。
今回はその柿谷が発熱のため参加を辞退。FW豊田陽平が追加招集されたが、大迫にとっては先発でアピールする絶好のチャンスとなる。「(柿谷の参加辞退は)残念なことだけど、意識しすぎるのもよくないので。僕は僕でマイペースにがんばりたい」。過度なライバル心は抑え、自分のプレーに集中する大迫。「内容も結果もいいものにしないといけない。FWだから目に見える結果が大事。点を取って、なおかつ周りとの連係でもいいところを見せないと」と意気込んでいた。
(取材・文 西山紘平)