日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年3月4日火曜日

◆大迫 1トップ頂く!13戦6発の“聖地”で先発出場のチャンス(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/03/04/kiji/K20140304007705650.html



 “最後の国立”で、「1トップ枠」を射止める!日本サッカー協会は3日、日本代表から柿谷曜一朗(24=C大阪)が発熱の影響で外れると発表した。これにより、大迫勇也(23=1860ミュンヘン)がW杯メンバー発表(5月上旬)前の最後の強化試合となるニュージーランド戦で先発出場のチャンスが巡ってきた。柿谷の代わりに追加招集となった豊田陽平(28=鳥栖)は逆転でのW杯メンバー入りを目指しており、1トップ枠はし烈な争いとなってきた。

 1トップの重責が、期待の大きさが、ひしひしと伝わってきた。全体練習終了後、大迫がザッケローニ監督から個別指導を受けた。「FWの細かい部分。これを頭に入れておいてくれ、というもの。相手の嫌がることをするということです」。詳細は胸にとどめたが、相手DFとの駆け引きの中で有効なプレーを指南されたという。

 W杯メンバー発表前最後のニュージーランド戦では1トップでの先発出場が濃厚だ。この日、ライバルの柿谷が発熱で緊急離脱。「残念」と表情を曇らせる大迫にとっても望むところではないが、それでもストライカーの血は騒ぐ。「FWなんで目に見える結果が大事。なおかつ連係もいいところを見せたい」。合宿では周囲との連係も高め、決戦に備える覚悟だ。

 舞台に不足はない。ニュージーランド戦は国際Aマッチ85試合が行われてきた現在の国立で開催される最後の一戦。鹿児島城西高時代は全国高校選手権で決勝まで進んで得点王となり、鹿島では11年ナビスコ杯決勝で決勝ゴールを奪ってMVPに輝いた。国立では計13戦6発。「いい思い出しかない」。数々の歴史が刻まれた聖地だが、大迫もまた国立に愛された男の一人だ。

 1月の1860ミュンヘン移籍後、初めての代表招集。ドイツからの長距離移動も“寝て”やり過ごした。鹿島時代から酸素カプセル内で熟睡することが日課だった男には何の苦でもなかったという。巨漢DFとの激突でもまれながら、既に2得点。ストライカーとして力強さを増してきたという自負がある。

 先発すれば、昨年11月16日のオランダ戦(△2―2)以来。その試合では世界の強豪相手に得点を決め、1トップとしての資質の高さを示した。同19日のベルギー戦(○3―2)では柿谷がゴールを決め、現在もポジション争いはし烈を極めているが「僕は僕でマイペースで頑張ります」と大迫。W杯開幕まで100日。ライバル不在の中、最後の国立に確かな足跡をしるし、1トップのレギュラー争いの主導権を握る。

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