日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年5月28日水曜日

◆ザックジャパン、内田の1点でキプロスとの壮行試合に勝利(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140527/jpn14052722270017-n3.html



 国際親善試合キリンチャレンジカップ、日本代表対キプロス代表の一戦が27日行われ、日本が1-0で勝利を収めた。

 ブラジル・ワールドカップ(W杯)本大会に向けた3つのテストの初戦であり、壮行試合として国内ラストマッチとなるこの試合。日本はほぼ基本通りのメンバーで試合をスタートさせた。負傷明けの長谷部、吉田は先発入りを見送る一方で、内田は先発で久々の実戦。1トップには柿谷が入った。

 序盤に良い形で試合に入ることができたのはアウェーのキプロス。3分に長友のクロスを奪って長いカウンターを繰り出したのを皮切りに、守備を固めて速攻という狙い通りの形を実践していた。

 8分に遠藤のミドルでファーストシュートを放った日本だが、意図したような攻撃を組み立てることはできない。コンディションのばらつきや疲労蓄積の影響が感じられ、出し手と受け手の呼吸が合わない場面が目立つ。

 16分に香川のミドルがGKに弾き出されたほか、いつも通りキレのある動きを見せる長友が何度かクロスに持ち込むも、ゴール前は合わせきれず。高さと強さのあるキプロスは決定的な形を許さず、本大会で対戦するギリシャの仮想チームとして手応えある姿を見せていた。



 29分にはようやく連係で崩す場面が見られたものの、柿谷の落としを受けて本田がコースを狙ったシュートは威力を欠いてGKにセーブされる。34分には岡崎が良い位置でFKを獲得したが、本田が放ったシュートはこの日の背番号4の動きの重さを象徴するかのように大きくゴールを外れていった。

 ハーフタイムの修正に注目点が移り始めていた43分、意外な形で日本に先制点が生まれる。左からのクロスが跳ね返されたところから再度中央突破を試み、岡崎が浮かせたボールに香川が反応。キプロスの選手が殺到してこぼれたボールに、上がってきていた内田が反応すると、一旦相手選手の足に当たったボールをもう一度空のゴールに蹴り込んだ。

 内田の代表通算2点目のゴールでリードして折り返した後半、ザッケローニ監督はその内田と今野、遠藤を下げて酒井宏、吉田、長谷部を投入。負傷明けの3人にはそれぞれ45分間を与えることになった。

 追加点を狙って試合を決めたい日本は50分、高い位置で相手のミスパスを奪った香川から、素早く縦へ走った柿谷へスルーパス。柿谷のシュートにはGKが反応し、ゴール前にこぼれたボールはDFにクリアされた。56分には長友が左サイドから中央へ切り込んでミドルシュートを放っていったが、これはわずかにゴール右に外れた。



 58分にはついに待望の大久保が登場。柿谷との交代で1トップに入ると観客席からの大歓声で迎えられた。62分にはさっそく香川との連係から左サイドでボールを受け、得意な形でシュートに持ち込んでさらにファンを沸かせる。

 67分には積極性の目立った香川が鋭いミドルシュートでゴールを脅かす。78分には山口が良い動きでペナルティーエリア内に飛び込んで行き、大久保のクロスを折り返したところで本田がシュートを放ったがGKがキャッチ。後半は攻撃の手を強めた日本が一方的に攻め立てたが、2点目が生まれることはなかった。

 清武、伊野波にも出場機会を与えた終盤、攻め続けた日本は何度か惜しい形をつくりながらもゴールを奪うことはできず、そのまま1-0で試合終了を迎えた。課題も収穫もあった試合で最低限の結果を出し、W杯への準備は残り2試合。今後はアメリカへ渡り、コスタリカ、ザンビアと対戦する。(Goal.com)

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