日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年5月28日水曜日

◆W杯間に合った弾!内田、負傷から107日ぶりピッチで結果(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140528/jpn14052805050004-n1.html



 キリン・チャレンジ杯(日本1-0キプロス、27日、埼玉スタジアム)狙い通りのゴールだった。DF内田が前半43分、MF香川が試みたシュートのこぼれ球に詰め、右足で流し込む。待望の先制点だ。

 「久しぶりの実戦に出られてよかった。ゴールは実は狙っていました」

 2月9日のブンデスリーガ・ハノーバー戦で右足を負傷して以来、107日ぶりの実戦。復帰を支えてくれた早川直樹コンディショニングコーチ(51)や医療スタッフの元に駆け寄り、抱き合った。

 ハノーバー戦の試合終了間際に右太もも裏肉離れと腱損傷を負った。手術も検討されたが、前回大会は左太もも裏の炎症で立てなかったW杯のピッチに立つため、保存療法を選択した。

 25日まで行われた指宿合宿は、20分間の紅白戦に出ただけ。「ブラジルに行ってからけがするより、こっちでダメになった方がいい」と背水の覚悟で臨んだ試合だった。

 支えてくれた人の苦労に報いたかった。代表の池田浩ドクターはドイツを訪れて治療した。所属のシャルケのドクターとも話し合った。早川コーチらも内田に連日連絡をし、復帰をアシストしてくれた。2008年6月22日に同じ埼玉スタジアムで行われた南アフリカW杯3次予選・バーレーン戦以来の代表2ゴール目を決め、感謝を表した。

 守備陣に故障者が相次いだが、内田だけでなくMF長谷部やDF吉田も出場し、健在ぶりを示した。鹿児島合宿で右膝を痛めたDF酒井高も、出番こそなかったもののベンチに座った。

 「4年前は4年前、今日は今日。いろんなアクシデントに対して動じずやりたい」。内田らの復活で、ザック・ジャパンの懸念が解消に向かった。(林健太郎)

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