http://www.sanspo.com/soccer/news/20140614/jpn14061405030007-n1.html
サッカー・日本代表合宿(12日=日本時間13日、ブラジル・イトゥ)右太もも肉離れから復帰し、3試合連続で先発中のDF内田篤人(26)=シャルケ=は、自身初のW杯出場へ悲壮な決意をみせた。新体操ロンドン五輪日本代表のサイード横田仁奈(20)ら、リハビリ中に交流した他競技の選手たちへの思いを告白。「見てくれてる人がいる」と活躍を誓った。
感情を抑えながら、DF内田は目前に迫るW杯へ悲壮な覚悟を示した。
「いろんな人に支えてもらってこの足がある。けがしたけど、みなさんの前で『足、痛い』なんて言えないですよ」。2月に右太ももを肉離れ。一時はW杯出場が絶望視されたが手術を回避し、復帰から3試合連続で先発中。何とか大舞台に間に合わせた。
支えてくれた“仲間”への朗報がモチベーションだ。日本でのリハビリ中、都内施設では新体操のサイード横田仁奈、バドミントンの與猶(よなお)くるみら他競技の選手と交流。「(自分は)お金、注目度、環境、全てで恵まれている」と感じたという。メールも届き、励まされている。
「人のために頑張った方が頑張れるのかな。それは、けがしないと考えつかなかったこと。リハビリ仲間もそうだし、そのためにもW杯じゃないですか。地球の反対側で見てくれてる人がいる」。4年前は直前にレギュラーを失い出番はなかった。感謝を胸に内田がピッチに立つ。