http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/12/kiji/K20140612008345930.html
16年リオデジャネイロ五輪を目指すU―21日本代表候補は大阪合宿最終日の11日、全日本大学選抜と練習試合を行い、1―2で敗れた。前半28分、右CKからDF岩波拓也(19=神戸)が先制点を決めたが、後半、逆転負けを喫した。
同じリオ五輪世代とはいえ、プロがアマチュアに敗れた。メンバーを大幅に入れ替えた後半に2失点。手倉森監督は「(後半は)50点。攻め込んで当たり前。勝って当たり前というメンタリティー。(リードされてから)負けたらやばいと思って積極的になった。自分たちをコントロールできていない」と精神面の緩みを指摘した。
収穫もあった。指揮官は「選手の配置、コンビ、組み合わせをどうすべきか分かった。技術のある選手ならどこでもやれるわけではないと気付かされた」と話した。この日はMF石毛(清水)をFWで試すなど、本職ではないポジションで数人の選手をプレーさせ適性を見極めた。8月に国内合宿を行い、9月にはアジア大会(韓国・仁川(インチョン))に臨む。関塚ジャパンに続く連覇を果たすためには、この敗戦を糧にしていくしかない。