
日刊鹿島アントラーズニュース
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2014年9月21日日曜日
◆2014Jリーグ ディビジョン1 第24節(オフィシャル)
http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/50885
J1 第24節 横浜F・マリノス戦
遠藤が強烈ミドル弾!鹿島が横浜FMを完封で破り、3試合ぶりの白星!
先週末、大宮戦に1-2と屈しリーグ戦10試合ぶりの黒星を喫した鹿島が、3試合ぶりの勝利を目指してホームゲームに臨んだ。カシマスタジアムで行われた第24節、横浜F・マリノスの対戦は遠藤が得意の左足で決めた1点を守りきり、1-0で完封勝利。3試合ぶりに白星を挙げた。
鹿島は前節から先発2選手を変更した。青木がセンターバックに、遠藤が右サイドハーフに入って勝利を目指す。最初のチャンスは12分だった。カイオがドリブルでペナルティーエリア左角まで進入し、カットインからタイミングを計って右足シュートを放つ。インスイングのカーブをかけてゴール右隅を狙ったが、惜しくも枠の右へと外れた。さらに13分にはカイオが左サイドから上げたクロスにダヴィが反応して、ヘディングシュートを放ったが、枠の上を越えてしまう。27分には小笠原が左足ミドルシュートでゴールを狙ったが、わずかに枠の左へ逸れてしまった。
拮抗した展開の中、少しずつ攻勢をかけていた鹿島。待望の先制点は38分に決まった。土居がペナルティーエリア手前でドリブルを仕掛け、右前方へ運ぶ。相手を引きつけて絶妙なヒールパスでボールを後方に残すと、ペナルティーエリア手前で待っていた遠藤が得意の左足をダイレクトで振り抜く。強烈なミドルシュートは相手GKの手を弾き、ゴールに突き刺さった。遠藤の今季7得点目が決まり、鹿島が1-0で前半を終えた。
1点リードで後半を迎えた鹿島は、立ち上がりから積極的な動きで追加点を狙っていく。48分には、左CKのセカンドボールを拾って右サイドからクロスを上げ、混戦からのこぼれ球がダヴィのもとへ転がったが、左足シュートは枠の右へ逸れてしまった。50分には遠藤がドリブルでのカットインからシュートを放ち、52分には土居からの折り返しを受けたダヴィがペナルティーエリア内から狙ったが、いずれも相手DFにブロックされてしまった。
追加点の絶好機は55分、相手DFのハンドで得たPKをダヴィが狙ったが、GKにコースを読まれてセーブされてしまった。直後の右CKでは、昌子が打点の高いヘディングシュートを放ったものの、ゴールライン上でカバーに戻った相手DFにブロックされて2点目を決めることができなかった。62分にも、左サイドの山本が上げたクロスがペナルティーエリア内に流れ、こぼれ球を拾った遠藤がループシュートを放ったが、枠を越えてしまった。
チャンスを活かせない中、トニーニョ セレーゾ監督は75分に本山、78分にジョルジ ワグネル、83分に赤崎と攻撃的な選手を次々に投入。前線を活性化して終盤を迎える。最後はパワープレー気味にハイボールを多用してきた横浜FMに押し込まれたものの、守備陣が集中力を保って応戦し、得点を許さなかった。終わってみれば、横浜FMに打たれたシュートは後半アディショナルタイムにFKで許した1本のみ。4試合ぶりの完封で1-0と横浜FMを破り、ホームで勝点3を獲得した。
3試合ぶりに勝利を挙げ、勝点を43に伸ばした鹿島。首位の浦和との勝点差は変わらず7のままだが、目の前の試合に集中して勝利を積み重ねていくしか道はない。次節は23日の第25節ベガルタ仙台戦だ。中2日で迎えるアウェイゲームとなるが、真っ赤なサポーターとともに総力戦で勝利を掴み、連勝街道を突き進まなければならない。
【この試合のトピックス】
・リーグ戦3試合ぶりの勝利を収めた。
・今季のリーグ戦では、横浜FMに2連勝。リーグ戦通算50回目の対戦で、24勝目(7分16敗)を挙げた。
・被シュート数は1本のみで、リーグ戦ではクラブ史上3回目の記録となった。
・遠藤が7月23日に行われた第16節の大宮戦以来の先発出場。先制点を挙げて今季リーグ戦での得点数を7に伸ばし、自己記録である昨季の数字に並んだ。
・青木が8月16日に行われた第20節の甲府戦以来、4試合ぶりに先発出場。J1通算350試合出場を達成した。
・本山が、7月27日の第17節浦和戦以来の途中出場を果たした。
監督コメント
[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・全員がチームのために集中して、献身的に動くことでお互いの時間とスペースを作れ。
・スリッピーな芝に注意しつつ、コンディションを逆手にとれ。
・どんな局面においてもシンプルなオプションを選んで効果的なサッカーを展開しよう。
横浜F・マリノス:樋口 靖洋
・守備はセカンドボールの競り合いで負けないこと。
・攻撃は前へのパワーを持つこと。
・絶対に逆転しよう。
[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・(相手のシュートを1本に抑えたことについて)ディフェンスが頑張ってくれたとも言えるが、実際は自分たちで苦しい試合展開にしてしまった。前後半ともにチャンスを多く作りながら、攻撃陣が決め手を欠いていた。またボールコントロールでは、30cmから1mのところでしっかり止められるかというところで、次のパスだったり、次の展開につながっていくが、そういった大事なところでしっかりした技術を発揮することができなかった。気持ちだけではなく、高い技術を持っていることはプラスアルファの部分だが、それを発揮できず苦しい展開にしてしまったと思う。
・最後は相手が押し込もうとするところで、ディフェンスラインもゴールキーパーも下がり、当然相手にスペースを与えてしまったので苦しい展開になってしまった。最後は心臓がハラハラ、ドキドキする展開だった。そういう時でも怯えず、ディフェンスラインを高くするということが修正点として考えられる。
・(選手交代について)1-0というスコアはとても危険なスコア。攻撃的な選手を入れて2点目を取るという意思はあったが、攻撃の選手を入れたからといって単純に点を取りにいくわけではない。ディフェンスラインは非常に安定していたし、小笠原選手や柴崎選手もまったく問題ないと感じていた。相手はサイドを崩そうとしていたので、フレッシュな選手を入れてサイドの安定性を高めながら2点目が取れればと、バランスを考えてやっていた。
・(柴崎選手が日本代表から戻ってきて)代表に行く前は代表に入りたいという気持ちが強かったが、代表というひとつの目標にたどり着き、良いデビュー戦を飾ったので、今後は精神的な部分も含めて安定していくと思う。今後、彼がもっともっと成長していくことが、私の楽しみのひとつ。今日の試合ではここぞというところで飛び出していったのになかなか良いボールが来なかったが、相手のスキを突き、試合を読んでやってくれていたので、非常に良かったと思う。守備の時もカバーリングで相手のスペースを消すという重要な役割を、ほぼ完璧にやってくれた。私はボランチにシュートをすることを求めている。今日の柴崎選手はそういう意識を持ってプレーしてくれていたが、攻撃陣から良いボールが出ていなかったので、そこはチームとして改善していかなくてはいけないところ。
横浜F・マリノス:樋口 靖洋
なかなか攻めきることができないゲームだった。90分にわたって、我々が主導権を握る時間がほとんどないという状況で、なかなか勢いのある鹿島に勝つことはできないなと思った。前後半を通して、中盤でいいボールの奪い方ができなかった。中盤のコンタクトプレーのところで勝てず、こちらにボールが転がってこないという弱さが、勝てなかった要因のひとつだと思う。攻撃のかたちが見えない、少ないということは、チームとしてもう一度見直さなくてはいけないところ。次は中2日、中3日と連戦になるので、まずはアグレッシブにプレーできるコンディションをもう一度作り、やるべきことを整理して次に臨みたい。
選手コメント
[試合後]
【遠藤 康】
聖真が相手を2人引きつけてくれて、フリーの状態だった。打った瞬間はわからなかったけど、ボールの行方を見たら入ると思った。横浜FMとの試合ではいつもスペースがないイメージで、セカンドボールを拾うことが大事だと思っていた。チーム全体が球際のところで戦っていた結果だと思う。今日は本当に後ろの選手たちが頑張ってくれたおかげで勝てた。点数はたくさん入った方が良いし、決めるチャンスはたくさんあったと思う。
【曽ヶ端 準】
完封ということよりも勝てたことが何より。ここから連戦になるので、勝つと負けるとでは疲れも違ってくると思うので良かった。最後はパワープレー気味に押し込まれたけど、ギリギリのところで身体を張ってくれた。シュートらしいシュートは打たれていない。パワープレーでは事故のような失点をすることもあるので、できればそのようにさせない展開になれば良かったが、勝ちきれて良かったと思う。
【青木 剛】
チームが勝ったことが一番。なおかつ失点ゼロで終わることができて良かった。1点をリードしていたので、後半はしっかり無失点で終わるという強い気持ちでやっていた。追加点を取れても取れなくても、リードを守ることに焦点を当てていた。打たれたシュートが1本ということは試合が終わってから知った。横浜FMはセットプレーもあるし、こちらがボールを保持していたとしてもカウンターも持っているチーム。そこを注意してやっていた。試合中は必死だった。いろいろな状況がある中で起用してもらって、何が何でもそれに応えたいという気持ちだった。勝利の一部になれたので、続けていければ良いと思う。350試合出場と言うのは個人的なことだけど、試合前には虹が出ていて夕日もきれいで、試合前にはサポーターの方々がコールをしてくれて、試合中も試合後もコールをしてくれた。それはしっかり耳に届いているし、印象深い節目になったと思う。
昌子選手、土居選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。
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