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9月20日(土) 2014 J1リーグ戦 第24節
鹿島 1 - 0 横浜FM (19:04/カシマ/17,834人)
得点者:38' 遠藤康(鹿島)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:今日は相手のシュートが1本でした。それについてのコメントをお願いします。
「ある意味、ディフェンスががんばったんじゃないかということになると思います。ただ、実際は自分たちで苦しい試合展開をしてしまったというのがあると思います。特に、前後半共にチャンスを多くつくりながら、攻撃陣が決め手を欠くとか、あるいはボールコントロールのところで、単純なことなんですけど30cmから1mのところでちゃんと止められるかどうかで次のパスや展開に持っていけるかどうかが決まります。前後半共にその大事なところでの技術が発揮できなかったのが残念です。サッカーのプラスαとして技術という要素を捉えているし、気持ちだけでなく、高い技術、普通の選手以上の技術をしっかり持っているということはプラスαの部分だと思います。それが発揮できなかった場面がいくつかあったので、苦しい展開になってしまったし、PKがありながらそれを決めることができなかった。普段だったら決めてるわけですし、そのあともチャンスをつくりながら決めることができませんでした。最後の方はこれは心理的なことを兼ねていますが、相手は押し込もうとするし、我々は押し込まれたところで下がってしまい、GKまでゴールにへばりついてしまいました。そうなると相手にスペースを与えたところから苦しい展開となってしまった。心臓がハラハラドキドキする締めくくりになりました。ただ、そこで修正しなくてはいけないのは怯えずにDFラインの位置を高くする。GKがもう少し前に出るというところが修正すべき点として考えられます。チームというのは攻守に渡って完璧に機能するわけではありませんし、積み重ねていけば選手たちもどのようなことが押されるリスクというものがどういうことなのか理解できると思います。それは彼らが一番感じてわかっているのではないかと思います」
Q:1対0の場面で攻撃的な選手を3人入れましたが監督の意図は2点目を狙ったのでしょうか?
「1-0という場面でも、当然ながらそのスコアは危険なスコアです。1-1にされるかもしれませんし、逆転されるかもしれません。危険なスコアなので攻撃的な選手を入れて、2点目を取る意思はありましたけど、皆さん間違っていけないのは攻撃の選手を交代したからと言って、ただ攻撃しにいくわけではなく、ディフェンスラインのところで見れば非常に安定していましたし、小笠原選手も相手にいろんな肘打ちなどをされたなかで、全然問題なかったと思いますし、柴崎選手もエネルギッシュに感じていました。そうするとサイドハーフのところに相手はサイドを崩そうとするところでもう少し運動量を増やすためにフレッシュな選手を入れて、サイドの安定性を保ちながら2点目を取れればな、と思っていたので、攻撃の選手を交代していますけれど、どちらかというとスペースを埋める、消すということをやってもらってからの攻撃ということを考えていました。バランスの取り方を考えていました」
Q:柴崎選手が代表から帰ってきました。成長したところや今後に期待するところをお願いします。
「代表に行く前は代表に行きたいという強い気持ちから色々ありましたけど、ただ自分の目標のひとつである代表にやっとたどり着いて、なおかついいデビュー戦を飾ったので、今後は精神的な部分を含めて安定していくだろうと思います。だから、今後は伸びていくだろうし、もっともっと成長していく姿が僕のひとつの楽しみになっていきます。今日に関しては、非常にここぞというところで飛び出していったんですけど、なかなか良いボールがなかったり、あるいはボールが来なかったりという場面がありました。相手の隙を見抜く、そこに飛び出す体力というものを持って試合を読んでプレーしているので良かったと思います。逆に守備時もカバーリングやスペースを消す、バイタルを消すというところも非常に重要な役割であって、完璧に近いポジショニングをやってくれたのではないかと思います。90分すべてを完璧にやれる選手はいないので、多少のミスはありますけど、でもやるべき役割については全体的によくできたと思います。ただ、僕がボランチに要求するのはフィニッシュすること、シュートをするところです。今日は、本人はそういう意識を持って飛び出していったんですけど、ボールが来なかったので、残念ながらシュートゼロで終わってしまったので(※正しくはシュート1本)、次回の試合に持ち越しだと思います。今日に関しては良いタイミングで攻撃参加したり、サポートしたのですが、うちの攻撃陣がそれをちゃんと見えていなかったというのがチームとしてできていなかったのが課題です。サポートや顔を出すタイミングは非常に良かったと思います」
以上