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アギーレジャパン立ち上げとなった9月の合宿以来の日本代表復帰を果たしたDF松原健(新潟)は虎視眈々とA代表デビューを狙っている。
U-21世代からの飛び級招集で2度目の合宿参加。「前回の9月は自分らしさをあまり出せなかった。2か月空いて、また選ばれて、その2か月間で自分なりに意識を変えてきたつもり」と、前回以上の決意で日々の練習に取り組んでいる。
豊富な運動量からの攻撃参加と正確なクロスが特長の松原だが、「攻撃は自分の持ち味として出すのは当たり前」と、9月の合宿で強く感じたのは守備面の課題だった。「対人での対応やカバーリングの部分を強化していかないと、上では通用しない」と考え、「特に守備のところをポイントにして意識してやってきた」と、この2か月を振り返る。
今回の合宿ではDF内田篤人(シャルケ)がブラジルW杯以来の代表復帰を果たした。ブンデスリーガで活躍し、W杯でもレギュラーを務めた“先輩右SB”から学ぶことも多いという。「一つひとつの精度が高いし、動き出しもカバーリングもいいところばかり。盗むものばかりだし、自分にとってはプラスになることばかり」と、目の前でプレーを見ながら研究している。
9月の代表戦2試合では出番のなかった松原。今回は内田が左手甲と右膝に負傷を抱えていることもあり、デビューのチャンスは十分にありそうだ。「試合に出るというのは前回からずっと思っていた気持ち。前回、足りなかったところを練習からアピールして、試合出場に向けてしっかりプレーしたい」と誓っていた。
(取材・文 西山紘平)