http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00181992.html
11月22日(土) 2014 J1リーグ戦 第32節
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
☆クラブ対抗totoリーグ第4ターン投票受付中!
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:2点あります。1点目は、今日は特に前線から中盤で厳しい守備ができました。それですごくリズムに乗ったと思います。チーム全体で気持ちのこもった戦いへの評価をお願いします。もう1点は今日で浦和負けて首位との勝点差が縮まりました。優勝を意識しますか?
「どういう状況に今後なっていこうとまず自分たちの目標がある。それが3位なのか、2位なのか、1位で終わるのかわからないが、まず自分たちが勝たないといけないという状況がある。そのあと12月6日の試合の最後の笛のときに、自分たちの努力が結果として表れたらな、と思ってます。去年も同様に3位以内が手にできる状況だった。もちろん最初は優勝という目標を達成するためにスタートするわけですけど、去年はそこを達成することができなかった。去年もベテランをうまくやりくりしながらそこまで行った。今年も3位以内という状況まで持っていくことが若手中心でありながらできている。誰が試合に出て、どのように出るということを準備するのは自分なのですが、やるのは選手です。選手たちが良い心理状態で試合を迎えなければならないし、試合中もそういう風にしていかないといけない。
今日に関しては、小笠原満男選手は昨日の夜から今朝までちょっと体調を崩してしまって、試合に出場できるかできないかは、僕がスタジアムに来てアップしたところで判断してくれ、任せたところ彼はしっかりとまず走る、チームのために徹するということを体で示したわけです。それは若い選手にとっては良い見本になる。気合いや根性ということではなく、責務ということの価値を示したと思います。
彼だけでなく、アントラーズというクラブの場合は、このクラブをさらに強くさせたり向上させたり、今以上のタイトルをもたらすということを全身全霊かけてやるというのがこのクラブの伝統です。それを入って来た人は最初はわからず、自分が自分がというところから、チームで生き延びるためにはそういう犠牲心がわかってくる。口先だけではみんなフォアザチームと言いますけど、やっぱりそれを理解して実行できるまでには時間がかかるし、それを少しずつ微調整しながら、なおかつ戦える選手として技術的な部分や体力的な部分を向上させてからピッチに送り出すわけです。それを一つひとつクリアしていったなかで少しずつ結果が伴ってくる。まだなにが起きるかわからないということがサッカーにはある。良い精神状態の選手が揃ったからと言って必ずしも勝てるという保証はない。ただ、やっぱり団体スポーツなので、みんなが良い空気を流し込むことでいろんなことがスムーズに、良い吸収方法ができるようになってくると思います。
鹿島 2 - 1 川崎F (14:04/カシマ/20,261人)
得点者:45' 遠藤康(鹿島)、53' 赤崎秀平(鹿島)、90'+1 レナト(川崎F)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:2点あります。1点目は、今日は特に前線から中盤で厳しい守備ができました。それですごくリズムに乗ったと思います。チーム全体で気持ちのこもった戦いへの評価をお願いします。もう1点は今日で浦和負けて首位との勝点差が縮まりました。優勝を意識しますか?
「どういう状況に今後なっていこうとまず自分たちの目標がある。それが3位なのか、2位なのか、1位で終わるのかわからないが、まず自分たちが勝たないといけないという状況がある。そのあと12月6日の試合の最後の笛のときに、自分たちの努力が結果として表れたらな、と思ってます。去年も同様に3位以内が手にできる状況だった。もちろん最初は優勝という目標を達成するためにスタートするわけですけど、去年はそこを達成することができなかった。去年もベテランをうまくやりくりしながらそこまで行った。今年も3位以内という状況まで持っていくことが若手中心でありながらできている。誰が試合に出て、どのように出るということを準備するのは自分なのですが、やるのは選手です。選手たちが良い心理状態で試合を迎えなければならないし、試合中もそういう風にしていかないといけない。
今日に関しては、小笠原満男選手は昨日の夜から今朝までちょっと体調を崩してしまって、試合に出場できるかできないかは、僕がスタジアムに来てアップしたところで判断してくれ、任せたところ彼はしっかりとまず走る、チームのために徹するということを体で示したわけです。それは若い選手にとっては良い見本になる。気合いや根性ということではなく、責務ということの価値を示したと思います。
彼だけでなく、アントラーズというクラブの場合は、このクラブをさらに強くさせたり向上させたり、今以上のタイトルをもたらすということを全身全霊かけてやるというのがこのクラブの伝統です。それを入って来た人は最初はわからず、自分が自分がというところから、チームで生き延びるためにはそういう犠牲心がわかってくる。口先だけではみんなフォアザチームと言いますけど、やっぱりそれを理解して実行できるまでには時間がかかるし、それを少しずつ微調整しながら、なおかつ戦える選手として技術的な部分や体力的な部分を向上させてからピッチに送り出すわけです。それを一つひとつクリアしていったなかで少しずつ結果が伴ってくる。まだなにが起きるかわからないということがサッカーにはある。良い精神状態の選手が揃ったからと言って必ずしも勝てるという保証はない。ただ、やっぱり団体スポーツなので、みんなが良い空気を流し込むことでいろんなことがスムーズに、良い吸収方法ができるようになってくると思います。
相手はパスワークを主体としたサッカーをやるので、そこをしっかりと機能させないようにしないといけない。特にCBも技術能力が優れているので前からちゃんとフォアチェックをして、少しでも機能を低下させる作業を求めました。その意味では、赤崎秀平選手や土居聖真選手は非常に献身的に犠牲心を持ってチームのために走り続けてプレッシャーをかけたのではないかなと思います。相手の特長や個の能力を含めて求めたところが機能したと思います。
Jリーグ全体で言えることは、GK陣が足の技術では優れていない。相手を追い込んでバックパスさせればGKは蹴るしかない。そういう優れたフィードや視野を持った選手はまだ存在しないので、そのままプレスをかけてバックパスをさせてなおかつGKにもプレッシャーをかける指示を出しました」
Q:遠藤康選手の得点について。10分過ぎに同じような場所でパスをうけたときはもたついてシュートは相手に当たってしまったが、あの場面では非常に判断もよかった。どのように評価していますか?
「遠藤選手は非常に優れた能力をひとつ持っています。それは相手のCB、SB、ボランチの三角形のちょうど間でそのポジショニングを利用するタイミングがいい。逆に相手がピッタリついたときは体でうまくブロックしてなかに入っていく。なかに入っていけばシュートも打てるし、パスも出せるし、サイドチェンジもできる視野の広さも持っています。そのタイミングであったり駆け引きの面では優れたクレバーな選手だと思います。僕は選手たちに、シュートというものは強く打つよりはコースに狙った方が確率的には高い、ということを練習のなかで求めています。なおかつ左利きの選手は、右利きの選手よりも持って生まれた精度があるので、それをうまく活用するというところで、彼をああいう配置にしています。そのなかで彼がなかに入ったタイミングでGKのポジショニングミスというのはあったかもしれませんけど、それは分析の時点でわかっていた話でした。そこからコースを狙ったシュートを意識したので、それは遠藤選手の視野の広さや我々の情報を把握しながらプレーしたところが良かったのではないかと思います。
あとはうちの攻撃陣のなかで90分で一番シュートを打つ選手になったのではないかと思います。それは僕はひとつの成長だと感じていますし、あとは決定力を今以上に高めていくことを求めていきたいし重要だと思います。サイドハーフがペナルティエリアの角で受けたときは、大半は時間が非常にあって、見る時間もあるし、ゴールを狙う時間もあります。遠藤選手にしても逆サイドのカイオ選手、今日出場しませんでしたけど豊川雄太選手もそうです。豊川選手はあの角度からシュートを打たせたら、うちのチームでは一番シュートがうまいのではないかなと思います。そういった選手をいま準備しているところです。サイドハーフの選手がペナルティエリアの角、という表現を使いますけど、そのゾーンを取ったときにいろんな状況をつくりだすことができるので、外から斜め、あるいは中から角を取ったときにはいろんな崩しができる。そこでタメをつくることもできますし、チームにとってはそこを取ることができたときは良い形ができると思います。今日で10点目だとおもいますけど、シュートを打ったことでその点にたどり着いたんだと思います。今日も3本くらい打ったと思います。リーグ戦はまだオープンな状態にあると思います」
Q:今日の赤崎選手のゴールと働きについてコメントをお願いします。
「非常に好青年ですし、真面目に練習に取り組みます。Jリーグ1年目にしては良い成長角度にあると思います。足りない部分というのは、経験の部分だったり基礎的な体力だったりします。彼は自分から積極的に取り組んでいるので、このまま良い成長過程に続いていけばと思います」
以上