日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年5月11日月曜日

◆アントラーズ女子増 観戦比率、J1トップ(茨城新聞)


http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=14311841145615

「安心」「売店が充実」

スタンドから熱心な声援を送るサポーター=2日、県立カシマサッカースタジアム、村田知宏撮影

サッカーJ1・鹿島アントラーズの本拠地、県立カシマサッカースタジアムの女性観戦者が熱い。観戦者に占める女性の割合はJ1の中でトップを誇り、鹿島FCは「女性や子どもが安心して観戦できるのが要因」と分析、女性限定の企画チケットの販売など、今後も女性ファン取り込みを図る考え。「アントラーズ女子」の声援がチームを後押しする。


「サッカーは男性が多いイメージがあり、観戦に来るのも最初は勇気が要ったが、好きな選手目当てで来てみたら楽しかった」

千葉県柏市の主婦、池上章江さん(36)は笑顔で話す。今では欠かさず応援に訪れる熱心なアントラーズ女子だ。

Jリーグが昨年実施した「スタジアム観戦者調査」で、鹿島は女性観戦者比率がJ1全18チーム中で最も高い46・1%。リーグ全体の38・5%を大きく上回った。調査は昨年5〜10月、各競技場で11歳以上の観戦者を対象に実施され、鹿島の調査は昨年9月20日の横浜Fマリノス戦で行われた。

鹿島は以前から女性比率が高い。07年には47・8%に達した。08年には40・6%まで減少したものの、徐々に増加し、14年は前年より3・2ポイント増加した。

鹿島FC事業部営業グループの岡本文幸グループ長は「カシマスタジアムは女性用のトイレの数がほかのスタジアムよりも多く、食事を取れる売店も充実している。チームに新しいスターが生まれていることも良い影響を与えているのではないか」と話す。

一昨年と昨年のシーズンには1人で観戦に訪れる女性限定の企画チケットを販売。試合前にスイーツバーでファン同士の交流を深められる斬新な試みで、女性ファンから好評を得た。

カシマスタジアムの魅力について、東京都新宿区の販売員、小曽根瑞代さん(40)は「ほかのスタジアムよりも売店が多く、ファミリー感があって落ち着ける」と語った。

岡本グループ長は「人気選手にはグッズカタログのモデルになってもらい、グッズの売り上げも伸ばしたい」と、女性観戦者増加とグッズ売上増の相乗効果に期待を寄せる。

  (藤崎徹)

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