日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年7月29日水曜日

◆【奥野サッカー道】子供たちを大きく成長させる一期一会(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150728-OHT1T50197.html

 猛暑が続く日々ですが、子供たちは待望の夏休みに突入しました。サッカー少年少女にとっては、大きく成長するきっかけにもなる期間です。一つの例としてサッカーキャンプがあります。先日、私も指導しているスクールの子供たちと、鹿島で1泊2日のキャンプを行ってきました。

 「一期一会」をテーマに、スタジアムなどを見学し、Jリーグ開催日に行われているマッチデー(少年サッカー大会)にも出場。夜には鹿島対F東京戦を観戦して、子供たちは大興奮でした。翌日は幸運なことに鹿島の選手の好意で、即席のサッカー教室が行われました。現役選手によるFKやボレーシュートに子供たちは目を丸くし、目をキラキラさせながら話を聞いていました。

 私は同じ時間を共有してきた仲間たちへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。サッカーを通じて感じてきた「繋(つな)がること」の喜びを再確認できました。子供たちはクラブハウスでの買い物もお小遣いとにらめっこしながら吟味。上級生が下級生の面倒を自然と見てくれました。

 技術だけでなく、自立、仲間との協力、何より大切な「夢に向かって努力すること」の素晴らしさを学ぶ2日間となりました。子供たちが帰りのバスから降りてくる姿は、前日とは違い実に堂々としていました。解散後、親とうれしそうに話している姿のほほ笑ましさに、普段写真を撮らない私もいつの間にかシャッターを押していました。私自身、“今”に夢中になることで『一期一会』を肌で感じられた貴重な体験となりました。(前山形監督・奥野僚右)

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