日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年10月18日日曜日

◆「頭が真っ白になった」鹿島はルーキー鈴木優が劇的決勝点(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?174286-174286-fl

[10.17 J1第2ステージ第14節 鹿島3-2柏 カシマ]

 鹿島アントラーズはホームで柏レイソルに3-2で競り勝ち、2連勝を飾った。後半アディショナルタイムに途中出場のルーキーFW鈴木優磨が決勝点を決める劇的な逆転勝利。第2ステージは10勝1分3敗の勝ち点31に伸ばし、首位・広島と同勝ち点の2位に付けている。

 鹿島は前半3分、カウンターからMF小笠原満男の縦パスをMF中村充孝がワンタッチで前線に流し、FW赤崎秀平がゴール前に抜け出す。最後は前に出てきたGKもかわして右足で無人のゴールに流し込んだ。

 立ち上がり早々に先制を許した柏だが、前半14分、MF秋野央樹の右FKにMFクリスティアーノが頭で合わせると、ボールが目の前のDF鈴木大輔の頭部に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。同39分にはDF輪湖直樹からパスを受けたクリスティアーノが右足でゴール左隅に流し込み、2-1と逆転に成功した。

 しかし、後半に入ると、鹿島が攻勢を強める。後半24分には中村が狭いスペースの中、巧みなテクニックでDFをかわし、左足でシュート。GKが弾いたボールに赤崎が詰め、右足で狙うと、再びGKに阻まれたが、こぼれ球をFW金崎夢生が頭で押し込み、2-2の同点に追いついた。

 勢い付く鹿島は後半25分、MF遠藤康に代えてMFカイオ、同38分に赤崎に代えて鈴木優、同42分には中村に代えてMF豊川雄太を投入し、次々と攻撃のカードを切る。すると、その執念が後半アディショナルタイムに実った。カイオがドリブルでPA内右に切れ込み、右足でクロス性のシュート。ファーサイドに流れてきたところを鈴木優が滑り込みながら左足で押し込み、劇的な決勝点を奪った。

 今季、鹿島ユースからトップチームに昇格した鈴木優は、J1デビュー戦ゴールを決めた9月12日のG大阪戦(1-2)以来、4試合ぶりとなる2ゴール目。試合後のヒーローインタビューで「カイオくんのシュートだったと思うけど、流れてくると思って、うまく合わせることができた。ほとんどカイオくんのゴールです」とコメントし、「頭が真っ白になった」と劇弾の瞬間を振り返った。

 19歳が大仕事をやってのけ、第2ステージは首位・広島と勝ち点で並んだまま、いよいよ残り3試合となった。「リーグ終盤ということで、絶対に全勝して優勝したい」。生え抜きのルーキーは力強く宣言していた。

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