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[1.22 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選準々決勝 U-23日本 3-0(延長) U-23イラン アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム]
残り2枠からリオデジャネイロ五輪アジア最終予選のメンバーに滑り込んだMF豊川雄太(岡山)が“鬼門”突破に大きく貢献した。
一進一退の攻防が続いていた後半43分から途中出場した豊川。「途中出場の僕が点とることができれば、少しは楽になるのかなと。『決めてやるぞ』という気持ちでピッチに入りました」と話した通り、延長前半6分にDF室屋成(明治大)が右サイドから上げたクロスを頭で合わせて、均衡を破った。
「(室屋)成がうまく上げてくれましたから、あとは僕がディフェンスとの駆け引きというところで勝てたかなと思います。『やってやったぞ』という気持ちと、みんなに感謝というところでベンチに行きました」
U-23代表はその後、MF中島翔哉(F東京)の2得点を追加し、3-0で勝利。これまで手倉森ジャパンは、2014年1月のAFC U-22選手権、同年9月のアジア大会のいずれも準々決勝で敗れていたが、“鬼門”のベスト8をついに突破した。
「僕たち、一つ自信になりました」と4強入りを喜ぶ豊川だが、笑顔はない。「一喜一憂していられないので、次、準決勝いきますし、そこで必ず勝ってリオの切符を取りたいなと思います」と、まずチームについて語ったが、個人としては「最初から出ても、途中から出ても、得点と取るというところで結果を出していきたい」と静かに次戦へ闘志を燃やした。