日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年6月12日日曜日

◆鹿島が浦和との上位対決制して2位堅守…三つ巴の優勝争いは大混戦に(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160611/454378.html



 2016明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第15節が11日に行われ、浦和レッズと鹿島アントラーズが対戦した。

 3位の浦和レッズが2の鹿島アントラーズをホームに迎えての上位対決。先に行われた試合で勝利を収めた暫定首位の川崎フロンターレが勝ち点を34に伸ばしたため、同30の鹿島と同27の浦和(2試合未消化)にとっては負けられない一戦となる。

 先にチャンスを作ったのは鹿島。4分、エリア手前左の好位置でFKを獲得すると、キッカーの小笠原満男が右足で直接狙う。しかしこのシュートは枠の右上に外れた。

 一方の浦和は14分、エリア手前中央でボールを持った武藤雄樹が右サイドに展開。梅崎司がクロスを供給し、ゴール前の興梠慎三がヘディングで合わせたが、わずかに枠の右へ逸れてしまった。

 互いに無得点のまま前半の終盤に差し掛かると、鹿島が立て続けにチャンスを作る。40分、前線でボールを受けた金崎夢生がドリブルでエリア内右に侵入。右足で放った低い弾道のシュートがゴールを脅かしたが、惜しくも左ポストに弾かれた。さらに前半アディショナルタイム2分、エリア内右の遠藤康が左足で折り返すと、マークを振り切った金崎がヘディングで合わせる。しかし今度は右ポストを叩き、先制ゴールとはならなかった。このまま0-0でハーフタイムを迎える。

 試合は52分に鹿島の得点で動く。ハーフウェイライン付近で相手のパスミスを拾ったカイオがドリブルで持ち上がり、エリア内右の柴崎にスルーパス。これを受けた柴崎が右足ダイレクトで折り返すと、ファーサイドの金崎が右足で押し込んでネットを揺らした。

 追いかける展開となった浦和は58分、左サイドをドリブルで突破した宇賀神友弥が左足でマイナス方向にグラウンダーのクロスを供給。中央の武藤が左足で合わせたシュートがDFに阻まれると、こぼれ球に反応した梅崎が左足で狙ったが、ここもDFにブロックされた。

 このプレーの直後、浦和は宇賀神と梅崎に代えて関根貴大と駒井善成を投入。一方の鹿島も65分、遠藤との交代で杉本太郎をピッチへ送り出す。

 敵陣に押し込む時間が増え始めた浦和は69分、李忠成に代えて高さのあるズラタンを投入し、交代枠を使い切る。76分には、左サイドの関根からパスを受けた武藤がエリア手前左から右足でミドルシュートを放ったが、ここはわずかにゴール右へ逸れた。さらに77分、エリア内右にスルーパスが入ると、飛び出したGKの手前で興梠がボールキープ。後方に落としたところを駒井がダイレクトで狙ったが、無人のゴールへ向かったシュートはクロスバーを叩いた。

 終盤はゴールを目指す浦和が猛攻を仕掛けたがなかなか得点が生まれない。すると、反対にカウンターを仕掛けた鹿島が貴重な追加点を挙げる。88分、エリア内でパスを受けた鈴木優磨が駒井に倒されてPKを獲得。これを鈴木自らゴール左に沈め、スコアは2-0となった。

 試合はこのまま終了のホイッスルを迎え、勝った鹿島が2位をキープ。浦和は残り試合が2試合多いものの手痛い黒星を喫した。この結果、鹿島は川崎との勝ち点差1を維持し、浦和も未消化の2試合で勝利した場合は川崎との差が1ポイントと、三つ巴の優勝争いは大混戦となっている。

 次戦、浦和は15日にガンバ大阪、18日にサンフレッチェ広島とそれぞれ敵地で対戦。鹿島も18日に敵地でヴィッセル神戸と対戦する。

【スコア】
浦和レッズ 0-2 鹿島アントラーズ

【得点者】
0-1 52分 金崎夢生(鹿島)
0-2 88分 鈴木優磨(PK)(鹿島)

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