日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年6月12日日曜日

◆【鹿島】金崎、6年ぶり浦和撃破弾「岳が良いボールをくれた」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160612-OHT1T50025.html



 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第15節 浦和0―2鹿島(11日・埼玉スタジアム)

 思いが表れた。後半7分。MF柴崎からのクロスにFW金崎が体ごとゴールに突っ込んだ。右足に当て、ゴール上のネットを揺らした。4試合連続ゴールで先制した。前半にはシュートをバー、ポストに当てるなど、決定機を生かせなかっただけに大事に、大事にゴールに押し込んだ。「良い時間に取れた。岳(柴崎)が良いボールをくれた」とこん身のガッツポーズだ。

 3位・浦和の注目対決。サバイバルマッチを制する以外に逆転Vへの道はなかった。川崎を勝ち点差1の2位で追走。その首位が試合前に勝利し、一時的ながら勝ち点4差に開いた状態でキックオフを迎えた。この試合に勝たなければ、2試合消化が少ない浦和にも抜かれる可能性が高い。先制した直後、最終ラインでDF昌子が声をからす姿あった。「ここでいつも追加点を取られている。気をつけよう」。反省を生かし、全員に伝えた。

 浦和には10年3月を最後に、リーグ戦11試合未勝利が続いていた。その間、得点直後の失点も多かった。スタンドにはOBで、3連覇経験者のDF内田(シャルケ04)、FW大迫(1FCケルン)が訪れていた。MF小笠原の「もっと良い試合を」という思いはあるが、勝利をつかむ姿を届けたかった。

 試合を控えて、日本代表合宿で一緒だった浦和GK西川に対し、「絶対、周ちゃん(西川)から点を決めてやる」と話していた金崎は、有言実行の一発に笑顔が絶えない。「全部勝つつもり。必ず優勝できると思う」と言い切った。残り2試合。鹿島は勝ち続け、道を切り開く。(内田 知宏)

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