http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/06/12/kiji/K20160612012764250.html
明治安田生命J1第1S第15節 浦和0―2鹿島 (6月11日 埼玉)
第1ステージ優勝の行方を左右する大一番で、浦和が痛恨の黒星を喫した。一進一退の攻防が続いていた後半7分、鹿島にカウンターを許し、金崎に先制点をぶち込まれた。同43分には鈴木にPKをねじ込まれ、万事休す。1点を追う後半13分に関根、駒井の両サイドアタッカーを投入し、24分にズラタンを送り込むなど、総力を結集して攻撃を仕掛けたが、1点が遠かった。
15日間で最終戦までの5試合をこなす過酷な日程。その初戦で勝利が必要だった。ACLでは決勝トーナメント1回戦で敗退。リーグ戦では2試合連続でスコアレスドローが続いていただけに、興梠は「その後に4連戦が待っているので、しっかり勝って波に乗っていきたい」と強調していた。今季初めて5万人を超える5万1674人が集結した注目カードだったが、いきなり出ばなをくじかれる結果となってしまった。
相性の良い鹿島に不覚を取った。最近リーグ戦では10年に黒星を喫して以来11試合負けなし。6勝5分けの“お得意さま”で、直近の試合は2連勝していた。今回は優勝を争うライバルとの直接対決。油断は一切なく、日本代表組5人が合流した9日の練習では、ペトロヴィッチ監督の厳しい戦術指導が続いた。勝利のみを目指して戦ったが、3月6日のホーム磐田戦以来となる今季2敗目となった。