日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年11月12日土曜日

◆“懐かしい”カシマで猛アピールの大迫、2得点も「FWは1人ではどうにもならない」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?203045-203045-fl



[11.11 キリンチャレンジ杯 日本4-0オマーン カシマ]

 昨年6月のW杯2次予選以来、約1年半ぶりにA代表に招集された。そして、FW大迫勇也(ケルン)はいきなりゴールという結果を残した。

 昨年6月16日に行われたW杯アジア2次予選シンガポール戦以来の代表戦出場、そして先発出場は14年9月9日のベネズエラ戦以来。さらにハリルジャパンでは初先発となったが、1トップの位置に入った大迫は「内容どうこうよりも、得点を取ることしか考えていなかった」とどん欲にゴールを狙っていた。

 前半19分にはFW本田圭佑(ミラン)のクロスをヘディングで合せてネットを揺らしたもののオフサイドの判定に取り消され、同28分にはゴール前で自らボールを強奪し、右足シュートでゴールを強襲するが相手GKに弾き出されてしまう。得点の匂いを醸し出すと、前半32分にチームに先制点をもたらす。

 左サイドでボールを受けたMF清武弘嗣がクロスを送ると、体で相手をブロックしてヘディングで合わせて自身にとって13年11月16日オランダ戦の代表戦ゴールを記録。さらに前半42分にはまたもや清武のラストパスを受けると、鋭い反転で相手DFを翻ろうして右足でゴールに流し込み、2点目を奪取した。

 代表復帰戦で2得点の猛アピール。しかし、大迫は「FW1人ではどうにもならないし、周りとの関係がなければダメ」と語り、得点をお膳立てした清武に感謝を示す。「トップ下のキヨくんに任せながらゴール前でパワーを使えるようにしていた。今日はキヨくんが僕のことを見てくれていたから、ゴールに向かうことができた」。

 13年まで鹿島に在籍した大迫にとって、試合が行われたカシマスタジアムは馴染み深いスタジアム。「ピッチの中の匂いというか、すごく懐かしい感じがした。自然とモチベーションが上がりました」。“元ホーム”で躍動したストライカーは「次が大事。次の試合でまた点を取れるように頑張ります」と結果を残し続け、1トップの定位置を奪取しようと燃えている。

(取材・文 折戸岳彦)

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