日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年7月3日月曜日

◆【鹿島】10戦無敗の柏止めた!大岩監督就任後公式戦5連勝!(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第17節 柏2―3鹿島(2日・日立柏サッカー場)

 1試合消化の少ない鹿島がアウェーで柏に3―2と逆転勝利。大岩剛監督(45)は5月の就任後、公式戦無傷の5連勝に導いた。首位の柏は4月8日以来11戦ぶりの敗戦で暫定2位に転落。C大阪はMF水沼宏太(27)が2アシストの活躍でF東京を3―1で下し、7戦負けなしで暫定ながら2005年11月以来、12年ぶりの首位に立った。

 大岩監督の一言が勝利をたぐり寄せた。1点ビハインドで迎えたハーフタイム。「失点シーン以外は素晴らしい内容。逆転できる」と語りかけた。アウェーの雰囲気に包まれる中、前半は首位・柏の勢いある攻撃を受けて劣勢。ただ「内容は悪くはなかったと感じていた」(DF昌子)という選手は「監督がそう言ってくれた」(同)とスコアに惑わされなかった。

 口火を切ったのはエースだ。両足首の負傷から先発復帰したFW金崎が後半8分、豪快に相手GK頭上を抜く右足ミドルを決めて同点。3分後には右サイドのFKからMF永木が「狙ったものではない」というクロスが、放物線を描いてゴール右へ吸い込まれる幸運な得点となった。2―2とされた同27分にはFWペドロ・ジュニオールが個人技で突破し、右足でゴール右に決勝点を流し込んだ。

 解任された石井正忠前監督(50)の後を受け、5月31日に就任した。変わったのが言葉だった。前監督に限らず、ミーティングで「絶対に勝たなきゃいけない」というゲキが「オレたち、勝つよ」に変わった。「球際で激しくいかなきゃいけない」は「負けないよ」に。常勝戦士にとっては縛られる言葉よりも、背中を押してくれる言葉が「耳に入ってくる」(DF西)。停滞していた攻守に血が通った。

 大岩監督の就任後はリーグ戦4連勝、天皇杯を含めた公式戦では5連勝を飾った。4月16日の神戸戦から2か月以上、10試合不敗だった柏をアウェーで止め、首位から引きずり下ろした。ACLによる未消化分の次節、G大阪戦(5日・吹田S)で勝てば首位に浮上する。「監督が代わった刺激があるかもしれないけど、グラウンドの中でアグレッシブな姿勢を見せてくれる選手全員を評価したい」と指揮官。「全勝」を目標に、大岩アントラーズが反撃に出る。(内田 知宏)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170703-OHT1T50033.html

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