日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2017年7月3日月曜日

◆昨季王者が首位叩き!鹿島が柏との壮絶シーソーゲーム制す(ゲキサカ)




[7.2 J1第17節 柏2-3鹿島 柏]

 折り返しとなるJ1第17節、勝ち点34で暫定首位に立つ柏レイソルは、勝ち点30で暫定5位の王者・鹿島アントラーズと対戦。注目の上位決戦は、得点の奪い合いの末に鹿島が3-2で競り勝ち、柏に11試合ぶりとなる土をつけた。

 10戦負けなし、ホームでは5連勝中の柏は、GK中村航輔、DF中谷進之介、FWクリスティアーノら不動のイレブンが先発。前節決勝点を挙げたFWディエゴ・オリヴェイラは、ベンチスタートとなった。
 大岩剛監督就任後、3連勝と調子を上げている鹿島は、MFレオ・シルバが5試合ぶり、FW金崎夢生が6試合ぶりに先発に名を連ねた。

 チケットは前売りで完売、黄色と赤に染まるスタジアムは、序盤から球際での激しい攻防が繰り広げられた。柏のMF大谷秀和とMF手塚康平、鹿島のレオ・シルバとMF永木亮太がボールを運んでいくが、前線に入ったボールは、すぐさまプレッシャーをかけられ、チャンスをつくれない状況がつづく。

 拮抗した展開の中、チャンスを確実にものにしたのは柏だった。24分、FW伊東純也の右サイドからのクロスはFW武富孝介が合わせきれず逆サイドに流れる。DF輪湖直樹が再び中央に入れたボールをクリスティアーノが落とすと、最後は大谷。キャプテンの右足から放たれたシュートがゴールネットを揺らした。

 右サイドへのロングボールに抜け出したFW武富孝介が右サイドでキープして、走り込んだクリスティアーノへ送ると鋭く右足を振り抜く。しかし、ボールはゴールマウスをとらえることはできなかった。39分には鹿島も決定機をつくる。MFレアンドロがGK中村をかわしシュートまで持ち込んだが、輪湖がカバーに入ってピンチをしのいだ。

 1点を追いかけて後半に入った鹿島にアクシデント。クリスティアーノのシュートをGKクォン・スンテがセーブするとこぼれ球につめていたMF中川寛斗と接触し、プレー続行不可能となりGK曽ヶ端準との交代を余儀なくされた。

 柏のプレッシャーをかいくぐり攻撃の時間を増やしていく鹿島は8分、左サイドでボールを持った金崎が中央にカットインすると右足を一閃。矢のようなシュートが突き刺さり試合は振り出しに戻った。

 さらにその3分後には、左サイドで得たFKで、MF永木亮太の右足から放たれたクロス性のボールは、そのまま誰も触れることなく柏ゴールに吸い込まれる。永木の今季初ゴールで鹿島が逆転に成功する。

 柏も首位を行く底力を見せる。伊東、DF小池龍太のコンビで右サイドを攻略すると、小池は中央のクリスティアーノへ。背番号9はトラップから右足でゴールに蹴り込んで2-2。試合はまたしても同点となった。

 この試合の4点目が入ったことでさらにゴール前での場面が増えていく。FWディエゴ・オリヴェイラも投入して3点目を奪いにいく柏は、左サイドでDFをかわしたクリスティアーノがゴール前でフリーになっていた伊東へパスを通すことができず。ピンチをしのいだ鹿島は、ペナルティエリアのFWペドロ・ジュニオールがDFに囲まれながらもドリブルでキープしつつシュートを放つと、ゴール右隅に入り鹿島が勝ち越し点を奪った。

 4連勝を飾った鹿島は、勝ち点を33にのばし暫定2位に。未消化の試合をひとつ残しながらも首位・柏へ勝ち点1差に迫った。今季5敗目となった柏は勝ち点34から積み上げることができず、19時キックオフのC大阪がFC東京に勝利すれば勝ち点でかわされて首位陥落となる。

(取材・文 奥山典幸)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?220216-220216-fl

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事