日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年7月3日月曜日
◆FK弾は「狙っていなかった」が柏撃破に攻守で貢献、鹿島MF永木「テンションの高いゲームができた」(ゲキサカ)
[7.2 J1第17節 柏2-3鹿島 柏]
鹿島アントラーズにとってのチーム2点目は、先制された後の逆転弾となった。後半11分、左サイドで得たFKでMF永木亮太がキッカーを務めると、20m以上はある距離からクロスを選択したという。「GKにそのまま取られるか、味方はさわれないかな」というボールはゴール前に入り乱れる選手の頭上を越えて、柏のゴールにそのまま入った。「狙ってないんですけどね(苦笑)。風にうまくのって入ってくれた」と自嘲ぎみに語った永木は、「鹿島にきてリーグ戦でゴールがなかったので、ああいう形でしたけど、点を取れてホッとしてます」と安堵した。
両チーム合わせて5ゴール。先制、同点、逆転、同点、勝ち越しとなった試合に、超満員となった日立柏サッカー場は熱を帯びた。「テンションの高いゲームができた」と永木。大岩剛監督も「お互いがレベルの高いサッカーができたんじゃないかと感じています」と、両チームが演じた死闘をそう評した。
他チームが対応に手を焼いている柏のMF中川寛斗に対しても対策を講じていたという。「彼はホントに嫌なポジションとるので。ただそれは分析でわかっていた。前半は捕まえるところで連携が少しできていなかったところはありますけど、後半はできていた」。後半に入ってチームが押し込まれるとともに存在感を消していた中川は、後半17分に交代となった。
6分のアディショナルタイムも含めると、20分以上リードを守る展開を強いられたが「途中から入ってきた幸(伊東幸敏)だったり聖真(土居聖真)が守備で貢献してくれたし、スタメンで出ている選手も『またやろう』という気持ちになりました」とスイッチを入れ直し、柏の反撃をしのぎきった。
5月の時点では7位に沈んでいた鹿島だが、大岩新監督就任以降4連勝をマーク。1試合消化試合が少ないが、勝ち点33の3位につけている。5日に行われる第13節延期分のG大阪戦に勝利すれば、上にいるC大阪と柏をかわして首位に立つことができる。「中2日というタイトなスケジュールはなかなか経験していないですけど、チーム全員で戦って、連戦を乗り切って連勝を続けていきたいと思います」。王者・鹿島の逆襲は続きそうだ。
(取材・文 奥山典幸)
http://web.gekisaka.jp/news/detail/?220224-220224-fl
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