日本代表は29日、ロシアW杯アジア最終予選・オーストラリア代表戦に向けて練習を行った。
約2年ぶりの代表復帰となった柴崎岳。鹿島アントラーズでJ1制覇を経験し、直後に行われたクラブW杯ではレアル・マドリーから2得点を奪うなど衝撃のプレーを見せた。そして、今冬にスペイン2部のテネリフェに移籍。質の高いパフォーマンスを披露し、今季からは1部のヘタフェの一員となった。
ハリルジャパンから遠ざかっていた“空白の2年”で飛躍的に成長。今回の招集は必然とも言える。
「これも運命というか、ベストを尽くして自分なりにサッカー人生を歩んでいれば縁のある場所だと思いますし、縁がなければないと思っています。でも自分が選ばれたいと思ってもコントロールできるものでもないですし、やるべきことをやって選ばれたのはひとつ認められた証拠だと」
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は自身の目で確かめたいという意向から、FWを9人招集している。それぞれタイプが異なるが、中盤の柴崎は言う。
「ほとんどの選手と一緒にプレーしたことがありますし、全員の特徴も分かっているので、誰とやってもコミュニケーションを取ってやれると思います。僕自身そういったところを重視するプレーヤーですので、2年ぶりとはいえ全然問題ないと思います」
スペインに渡ってより逞しくなった柴崎は、今シリーズのピッチに立ち、日本のW杯出場に貢献することができるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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柴崎岳、“空白の2年”で成長。必然の代表復帰「ひとつ認められた証拠だと」