日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月11日金曜日

◆金崎2発で奪首!オファー蹴った神戸から24戦不敗神話弾(スポニチ)




 明治安田生命J1第21節は9日、9試合が行われ、鹿島が金崎夢生(28)の2ゴールで神戸に2―1で逆転勝ちし、勝ち点46で首位に浮上した。川崎Fは小林悠(29)の先制ゴールなどで新潟に2―0で快勝。31日にW杯アジア最終予選のオーストラリア戦を控える中、代表入りを狙う両FWが結果を残した。

 金崎が珍しくミックスゾーンで立ち止まり、この試合に懸けた思いを切り出した。「いろんなことがあったけど…。うん、やっぱ自分としては、しっかり結果を出さないといけない状況だった」。特別な試合で出した、特別な結果だった。

 相手は直前まで自身の獲得に動いていた神戸。「正直、神戸さんのオファーは凄い魅力的だったし、将来の考え、これから先の考えを聞いてひかれるものもあった」という。それでも、鹿島でタイトルを目指したいという思いで6日に残留の決断を鹿島の幹部に伝えた。

 迎えたこの一戦。0―1の後半24分にペナルティーエリア内左から右足を振り抜いて同点とすると、同41分にはスルーパスに抜け出してGKと1対1になり、冷静にかわして右足で勝ち越し点。「最終的には鹿島でプレーすることを決めたけど、しっかりプレーで示す必要があった」。自身を高く評価してくれた神戸への思いも込めた2得点だった。

 これでゴールを決めた試合は公式戦24試合連続で負けなしという不敗記録も更新。J1歴代最多の初采配から9戦連続無敗となった大岩監督は「いろいろあった中、彼がこれだけチームに貢献してくれる。元々信頼はあったけど、それを超えるパフォーマンスを見て感嘆した」と称えた。

 エースの活躍で首位に浮上。「この試合に対する気持ち、一つだけではない、いろいろな気持ちがある中で、しっかりサッカー選手としてプレーできたのが良かった」。日本代表復帰に向けても、その存在感を示す活躍だった。

 ≪敵地10戦無敗クラブタイ≫鹿島が敵地で神戸に逆転勝利。これで大岩監督は第14節に就任してから9試合連続不敗(8勝1分け)を継続。J1初采配からの9試合連続不敗は96年オタシリオ監督(横浜F)の8試合を抜く、歴代最長記録となった。また、アウェーはこれで10試合連続不敗(9勝1分け)。チームでは4度目のタイ記録(歴代最長は01〜03年磐田の26試合)となった。

金崎2発で奪首!オファー蹴った神戸から24戦不敗神話弾


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