「力を付けていく」
J1鹿島に来季の昇格が内定した鹿島ユースのGK沖悠哉(18)が23日、トップチームの練習に参加した。前日に仮契約を済ませたばかりで「目標にしていたプロ選手になれることをうれしく思う半面、ここからという気持ち」と真剣な表情で練習に取り組んだ。
トップチームの練習には6月から定期的に参加。この日のミニゲームでは大きな声でDF陣に指示を送るなど、物おじせず堂々とプレーした。ただ、「まだまだ実力が足りていないので、もっと力を付けていく」とさらなる成長を誓う。
ホームタウンの鹿嶋市出身で、鹿島の下部組織には小学4年から所属。同市出身で今季J1通算500試合出場を達成したGKの大先輩、曽ケ端を憧れの存在とし、「ずっとスタジアムで見てきた偉大な選手。一緒にやれてうれしい」と素直な気持ちを口にする。
ただ、来季からは定位置を争う競争相手。先輩たちのプレーを盗みつつ「自分なりのGK像をつくっていきたい」と、目を輝かせながら抱負を語った。 (藤崎徹)
J1鹿島 昇格内定の沖、練習に参加