
日刊鹿島アントラーズニュース
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2017年9月5日火曜日
◆【コラム】昌子が最終ライン統率へ…若きDFコンビ、サウジ戦完封なるか(サッカーキング)

2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選の最終戦となる5日のサウジアラビア代表戦(ジェッダ)に向け、2日に現地入りした日本代表。初日は軽いコンディション調整にとどめたが、到着2日目となる3日は18時45分から非公開で約1時間半の戦術確認を行った。
この日の日本代表は、チームの移動バスが渋滞に巻き込まれて到着しないというアクシデントが発生。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督らコーチングスタッフと選手たちがハイヤーとタクシーに分乗して練習会場のアル・アハリ・スタジアムに入ることとなった。次戦での先発復帰が予想されるFW本田圭佑(パチューカ)がDF三浦弦太(ガンバ大阪)やDF酒井高徳(ハンブルガーSV)と同乗してスタジアムに乗りつけるという珍しい光景も見られた。が、特に選手たちに動揺した様子もなく、淡々とトレーニング場に入ってボール回しをスタートさせた。その傍らでFW大迫勇也(ケルン)がハリルホジッチ監督に呼ばれ、5分以上の個別ミーティングを実施。練習後にはミックスゾーンに現れたものの、一言も発することなく報道陣の前を立ち去った。サウジアラビア戦はケガの大事を取ってベンチ外になりそうな雲行きだ。
MF長谷部誠(フランクフルト)とMF香川真司(ドルトムント)も離脱しているため、今回の日本代表はいくつかのメンバー入れ替えが行われると見られる。アジア2次予選と最終予選で全試合フル出場を果たしている唯一の選手であるDF吉田麻也(サウサンプトン)も温存される可能性が極めて高い。今回はDF昌子源(鹿島アントラーズ)を軸に、国際Aマッチ出場経験のない三浦かDF植田直通(鹿島)のいずれかをセンターバックに起用して、フレッシュな陣容でサウジアラビアに挑むことになりそうだ。
そこで問われるのが、昌子の統率力とリーダーシップである。鹿島では守備の要として君臨する彼も、代表ではまだ5試合出場のみ。76試合に出場している吉田との経験値の差はやはり大きい。「僕もまだ先輩面できる立場ではない」と本人も認めつつも、年下の“相棒”のよさを引き出すことを心がけていくつもりだ。
「弦太はビルドアップがうまいから、極力、それを活かしてどんどん前に行ってほしい。守備に関しては対人も強いし、走るのも速いし、あんまり弱点のない選手かなと。僕よりも全然、クオリティーやレベルは高い人だと思うので、お互いに高め合って、サポートしながらやっていければいいですね。ナオの場合は極端なファイター気質というか、つぶし屋みたいなところがある。弦太はどっちかというと僕に近い方なのかなと思うし、麻也くんより結構合うかもしれない。やってみなければ分かりませんけどね」と昌子は若い2人の特長を分析。高評価する三浦との新コンビ結成への意欲ものぞかせた。
サウジアラビアは昨年11月のホームゲームの際は[4-4-2]の布陣を採っており、モハメド・アルサハラウィ(10番)とタイシール・アルジャッサム(17番)の個人能力が目立っていた。両選手は8月29日のUAE代表戦(アル・アイン)でも先発出場しているだけに今回もピッチに立つと見られる。サウジアラビアのアタッカー陣を日本の守備陣がどのように封じるのか。W杯本大会にもつながる重要テーマと言っても過言ではない。
日本のセンターバック問題は、以前からの深刻なテーマだ。2010年のW杯・南アフリカ大会では、DF中澤佑二(横浜F・マリノス)とDF田中マルクス闘莉王(現・京都サンガF.C.)がケガや累積警告なしで大会を通して鉄壁な守りを見せることができたから、日本は16強入りを果たせた。2014年のブラジル大会までの4年間は当初、吉田とDF今野泰幸(ガンバ大阪)が軸を担い、アジア王者にも輝いた。その後、2013年の東アジアカップ(韓国)を機にDF森重真人(FC東京)が台頭。W杯・ブラジル大会は今野と森重が交代で出る格好となったが、世界舞台では守りが破綻。日本はグループステージでの敗退を余儀なくされている。その後は吉田・森重というコンビが長く続いたが、今年に入って昌子が急成長。ここへきて一気に世代交代が進みそうな雰囲気も感じられる。
「ナオや僕、弦太に加えて、裕也(久保/ヘント)、拓磨(浅野/シュトゥットガルト)、陽介(井手口/G大阪)とか、少しずつ下の世代が増えるというのはすごいいいことだと思う。それを今回だけじゃなく、ずっと続けていければなと思います」と昌子は前向きに話したが、吉田以外のセンターバックを育てていくことはロシアで勝つために、そしてその後の日本代表が一段階、二段階飛躍するためにも必要不可欠な課題。このサウジアラビア戦で一つの目途がつけば、指揮官にとってもこれ以上嬉しいことはないだろう。
昌子が統率するであろう最終ラインがうまく機能し、中東の雄を完封できるのか否か。そこに注目しながら、次戦の動向を見てみたい。
文=元川悦子
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