日本代表FW大迫勇也が所属するケルンは23日、取締役のヨルク・シュマッケ氏と契約の解消で合意に至ったことを発表した。
昨シーズンはブンデスリーガ5位に終わったケルンだが、今シーズンはブンデスリーガ第9節終了時点で2分け7敗と最下位に低迷している。この成績不振を受け、会議が行われた結果、双方の合意によってケルンは2023年まで残していたシュマッケ氏との契約を解消した。
ケルンのヴェルナー・シュピンナー会長は「ヨルグ・シュマッケ氏は、ケルンで非常にいい仕事をしてくれました。1部復帰についても、そして25年ぶりの欧州の舞台への復帰についても、彼は非常に大きく貢献してくれました。彼の取り組みに非常に感謝しているし、彼と彼の家族のご多幸をお祈り申し上げます」と同氏に感謝の言葉を向けた。
また、同氏はクラブの公式ウェブサイトを通じて「ケルンでここまで道を開いてきました。ここで信頼できる仕事に出会えて感謝したいと思います。チーム、トレーニングスタッフ、そして関係者全員の成功をお祈りします」と言い残している。
1部と2部と行き来する時期が続いたケルンだが、2013年にシュマッケ氏が取締役に、ペーター・シュテーガー氏が監督に就任。すると、2014年にブンデスリーガ1部に昇格。それからは順調に順位を上げ、昨季には5位まで上り詰めた。また、今シーズンは25年ぶりとなる欧州の舞台(ヨーロッパリーグ)へと復帰を果たしていた。シュマッケ氏は大迫やフランス人FWセール・ギラシといった若手の獲得を積極的に実行。ドイツメディアによると、今回はその補強方針に批判が相次いだと見られている。
今季未勝利で最下位のケルン、大迫ら若手獲得を推進した取締役との契約を解除