日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年2月28日水曜日

◆引退した鈴木隆行が、指導者キャリアを 町クラブの子供から始めるわけ(Sportiva)




【鈴木隆行が語るW杯とこの先 前編】

 東京・清瀬VALIANT(バリアント)の練習場では、元日本代表FWの鈴木隆行が、町クラブに所属する13歳以下の子供たちと一緒に汗を流す姿が日常の光景となっている。

 鈴木は、日本代表として55キャップを経験。鹿島アントラーズをはじめ世界中のクラブを渡り歩き、ベルギーのゲンクに所属していた2002年にはチャンピオンズリーグ(CL)への出場も果たすなど、39歳まで現役生活を続けた。2018年1月13日に行なわれた引退試合には、中村俊輔、小笠原満男、藤田俊哉、中山雅史、名波浩など、往年の名手たちが駆けつけた。

 東京都・清瀬市で指導者としてのキャリアをスタートさせた鈴木は、「『人に教えるのってこんなに難しいんだ』と、毎日四苦八苦してますよ」と笑う。指導者としてどんなビジョンを描いているのか。かつての”孤高の点取り屋”に直撃した。

――まずは現役生活、お疲れさまでした。1月には引退試合も行なわれましたが、現在の率直な心境を教えてください。

「2年前に実質的に引退してから、清瀬VALIANTさんでコーチとしてお世話になり、指導者としての勉強をしたりとバタバタしてましたね。引退試合も本当はもう少し早くやりたかったんですが、スケジュールの都合などで、なかなか実現できなかったんです。ケーズデンキスタジアム(引退試合の会場)には、たくさんの選手、ファンの方が集まってくれて、非常に感慨深いものがありました。今は、指導者としての勉強をしている最中です。A級ライセンスを取得し、今年中にはS級ライセンスを取得する見込みです」

――正直、鈴木さんが指導者としてキャリアを積んでいることは少し意外でした。

「自分でも指導者を目指すなんて微塵も考えていませんでした。それが、30歳を超えていろんな国でプレーし、たくさんの方と話す機会を得られて、『自分が何をしたいか』と考える時間が増えた。その結果、『サッカーしかない。自分の経験を生かさないともったいない』と考えが変わったんです。サッカーの他に心から好きだと言えるものがなかったので、これからの人生でもサッカーに関わっていきたい、と。それで、ジェフ時代から空いた時間に子供たちに教えたりするようになったんです」

――指導者として直面した問題はありますか?

「それはもう問題だらけで。本当に人に教えるのって難しい。今はU-13までの子供たちをメインにコーチしていますが、まず説明するスキルが足りないことを痛感しています。子供たちが理解するには、どんな言葉で、どのように伝えるのがいいのか。そういった部分から日々勉強してます」

――なぜ指導者としてのキャリアを町クラブからスタートさせたんですか?

「指導者を志してから、Jリーグから海外まで、あらゆるカテゴリーでコーチとして活躍している方々と会い、話を聞いたんです。そこで先輩方に、『絶対にジュニア世代の現場から始めたほうがいい』と言われて。僕自身も現場で、イチから積み重ねていきたいと考えていたので、子供たちとじっくり向き合える環境を選びたかった。そんな中、清瀬さんからオファーをいただいたんです」


――2017年には町クラブ選抜を率いて、バルセロナ、マンチェスター・シティのユースチームと対戦していますね。

「今の子供たちって、僕の子供の頃に比べて技術がとても高いんです。『この子、センスがあるなー』と、感心する子もたくさんいる。それこそ、バルサやシティと比べても遜色ないくらい。

 差があるとすれば、気持ちの部分ですね。戦う気持ちや、覚悟の重さ。この点は、僕も海外に出て感じた差で、それは子供たちの年齢でも表れます。ちょっとした接触プレーひとつをとっても、将来的には大きな差となる。でも、気持ちの部分はすぐにでも変えられるんですよ。だから僕は、少しでも早く指導者の道に飛び込んで、そういった経験を伝えるための準備だけはしておこう、と」

――鈴木さんはW杯、CL、アメリカなど様々な舞台でプレーしてきました。指導者として、この経験がどう生かせると考えていますか?

「自分は本当に下手くそで、プロ入り後も6年間はほとんど試合に出られなかった。一線級の指導者の方って、やはり選手としてもエリートの方が多いと思うんです。個人的には、選手目線で接することができるという点から、指導者は選手経験者がいいと考えています。その中でも僕は、選手としてうまくいってない時期がほとんどで、苦しい経験を積んできたという自負がある。だからこそ、悩んでいる選手に同じような視点で接することができる。こういう考えは、実はとても大切だと思っています」

――指導者として目指すサッカー像は固まってきましたか?

「そうですね、7割くらいは。今はそれをどのように落とし込んで、どういう伝え方をしていくのがいいか、模索しています」

――具体的なイメージは?

「しっかり守って、速い攻めができるチーム。そして、確率が高い攻撃をするチームを作り上げたいと思っています。今はデータを取ったり、細かい分析をしたりといったことが簡単にできるので、選手に納得してもらうことが昔より簡単になっている。僕の現役時代は、あまりそういう概念がなくて、”なんとなく”の部分もけっこうあったんですが(笑)」

――選手として影響を受けた監督はいますか?

「ひとり挙げるなら(フィリップ・)トルシエですね。フラット3の導入や守備戦術を含め、あれだけ論理的に話せる監督はトルシエが初めてでしから。シミュレーションや、分析にも長けた監督でしたね」

――現在、監督として目標としている指導者がいれば教えてください。

「(ジュビロ磐田を指揮する)名波浩さんです。現役時代から『すごく論理的で頭がいい方だな』と尊敬していました。監督としても非常に質の高いサッカーを展開されているので、すごいなと素直に思います。今のジュビロは、ダイナミックで楽しいサッカーで結果も残している。名波さんのサッカーは、確率や効率がすごく研究されている。これは、僕が目指す監督像にも重なる部分が大きいです」

――今後、どのようなキャリアを思い描いていますか?

「まずは経験を積むこと。その後は段階的にプロチームで指導ができたらと考えています。カテゴリーや国は一切問いませんが、プロの指導者として覚悟を持ってできる環境で、自分を鍛えたいという思いがある。

 実は、アメリカのポートランド・ティンバーズに所属している際、コーチ入閣のお誘いをいただいたんです。異国の地で、外国人である自分に声をかけてもらって、すごく気持ちが揺れました。結果的には帰国することを選んだんですが、将来的に海外に出ていきたいという思いは強いですね。今年で42歳になるので、45歳までには監督にならないと遅い。まずは国内でしっかりと経験と結果を残し、海外で勝負できる監督を目指していきたいです」

(後編に続く)


引退した鈴木隆行が、指導者キャリアを町クラブの子供から始めるわけ



◆【オヤジのためのサッカー塾】鹿島FW・金崎は胸トラップの瞬間、先の先までイメージできている!(zakzak)






 今季からJ1鹿島の10番を付ける日本代表FW金崎夢生(29)。鹿島の10番といえばジーコ、レオナルド、ビスマルクらそうそうたる顔ぶれが付けてきましたが、日本人で鹿島生え抜き以外の選手が付けるのは、大分、名古屋に在籍したことのある金崎が初めてだそうです。

 アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ、アウェーの水原戦(21日)の2ゴールは、10番にふさわしいものでした。個人的には1点目が気に入っています。前半8分、左サイドのFW鈴木が起点となり、MF遠藤にわたり、その左足から放れたワンタッチの浮き球を、金崎は包み込むようなソフトな胸トラップで自分の右足に落とし、インサイドでゴールに押し込みました。

 僕も現役時代に経験がありますが、金崎は胸トラップする瞬間、次の次の動きまではっきりイメージできて、ボールはスローモーションのようにゆっくり見えただろうと思います。それほど理詰めのプレーでした。

 金崎は日本代表のハリルホジッチ監督が好む「ガツガツ系」のFW。今年の鹿島はチーム内のレギュラー争いも大変ですが、W杯でメンバー入りするためにもこれから正念場です。

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。


【オヤジのためのサッカー塾】鹿島FW・金崎は胸トラップの瞬間、先の先までイメージできている!





◆大迫勇也、地元紙で“ケルン愛”を強調…ライバル都市に引っ越した理由を告白(GOAL)




2014年夏にケルンに加わった大迫。すっかり馴染んでいる様子をうかがわせている。

日本代表FW大迫勇也は、2部降格の危機が迫るケルンに来季も残る可能性があるようだ。地元紙の『エクスプレス』に対し、ケルンへの愛着を強調した。

2014年1月に1860ミュンヘンに加わり、その半年後にはケルンへの移籍を果たした大迫はドイツの地での生活は5年目に入ったところ。『エクスプレス』によると今回のインタビューではドイツ語の質問は通訳を介しなくても理解できている様子で、受け答えも「ドイツ語をたくさん使い、上手かった」という。

そんな大迫だが、昨年5月に家族とともにケルンと古くからライバル関係にある同じラインランド地方のデュッセルドルフの街に引っ越していたことが明かされている。ケルンのサポーターにとって、応援するクラブの選手がライバル都市に住居を置くのはなかなか受け入れ難いことだが、本人はこのように話している。

「ケルンとデュッセルドルフの間のライバル関係については知っています。日本でも東京と大阪との関係に似ているかもしれません。実際、僕はケルンに住みたいのですが、家族のことを考えると、娘が日本人幼稚園に通える事情があるので。デュッセルドルフには日本人がたくさん住んでいますし。ただ、娘が大きくなったらケルンに戻るかもしれません」

さらに記者が「デュッセルドルフの何が気に入っていますか?」と問われた大迫はこう返した。

「それはずるい質問ですね。デュッセルドルフには確かにいい街だと思いますが、正直に言わせてもらいます。個人的にはケルンの方がお気に入りです。ケルンの選手として話しかけられたりするか? それは滅多にないです。稀に日本人に話しかけられる程度かな。普通に生活しているだけで、ケルンの選手だからと言って、デュッセルドルフで嫌な目に遭うことはないですね」

では最下位に沈むケルンだが、2部降格となった場合、同クラブに残るのだろうか。逆転勝利を収めた25日のRBライプツィヒ戦(2-1)の前にインタビューに応じた大迫はこう返している。

「今のところケルンでの戦いに集中していて、来シーズン以降についてはまだ考えていません。まだ試合もたくさん残っていますし。それについて考えるのは、今季がすべて終わってからです」

1860ミュンヘンに所属していた半年間でブンデスリーガ2部を経験している大迫だが、「ケルンが2部に降格したらすぐに出ていくのでしょうか?」との質問に対し、「いいえ!僕はケルンでの4年間をとても大切に思っていますし、ここは居心地良いので」と返答し、ケルンがたとえ降格しても残留する可能性を示唆している。

大迫勇也、地元紙で“ケルン愛”を強調…ライバル都市に引っ越した理由を告白



◆ケルンの大迫勇也、W杯メンバー入りは「自分次第」…去就にも言及(サッカーキング)






 ケルンに所属する日本代表FW大迫勇也がケルンの地元紙『エクスプレス』のインタビューに応じ、自身の去就やワールドカップ本大会に臨む日本代表でのポジション争いについて言及した。25日付の同紙が伝えている。

 年明けのブンデスリーガ再開後、3勝2分け2敗という成績を収めているケルン。持ち直しつつあるものの、開幕から15戦勝ちなしと深刻な不振に陥っていた影響で、依然として最下位に沈んでいる。2部降格も十分にあり得る状況となっている。

 大迫は「まだ10試合残っているし、ケルンが来シーズンはどのリーグで戦うのかが決まってから考えます」として、現段階で自身の去就が白紙であることを強調したが、同時に「このクラブに4年間在籍していることは自分にとって大きな意味があるし、気分良くプレーできている」とクラブへの愛着を語り、仮にケルンが2部に降格した場合でも残留を決断する可能性を示唆した。

 また、「ケルンの不振が日本代表での定位置争いにも悪影響を与えているのではないか」との質問に対して大迫は「もちろん、今の状況は自分にとって簡単ではないです。ただ、代表監督からは『ケルンの順位だけではなく、君の個人的なパフォーマンスについてもしっかりと見る』と言われています。だからケルンで良いプレーを続けていれば、ワールドカップのメンバーにも選ばれると思うし、どうなるかは自分次第です」とヴァイッド・ハリルホジッチ監督とのやり取りを紹介し、リーグ戦残り10試合でのプレーが2018 FIFAワールドカップ ロシアに臨む日本代表への招集に向けて非常に重要なアピールの場であることを明かした。

(記事/Footmedia)


ケルンの大迫勇也、W杯メンバー入りは「自分次第」…去就にも言及




◆内田篤人の復帰でタイトル奪還に漲る鹿島──期待と不安が入り交じる“選手の伸びしろ”とは?(週プレNEWS)



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サッカー解説者・宮澤ミシェル氏の連載コラム『フットボールグルマン』第35回。

現役時代、Jリーグ創設期にジェフ市原(現在のジェフ千葉)でプレー、日本代表に招集されるなど、日本サッカーの発展をつぶさに見てきた生き証人がこれまで経験したこと、現地で取材してきたインパクト大のエピソードを踏まえ、独自視点でサッカーシーンを語る――。

今回のテーマは、昨シーズン惜しくもリーグ優勝を逃し、今シーズンはタイトル奪還を狙う鹿島アントラーズ。内田篤人が復帰して注目が集まる中、新戦力補強や戦術などクラブの方針はどのようになっているのかを考察した。

******

鹿島アントラーズのキャンプを1月末に宮﨑で視察した時に感じたことは、覇権奪還に向けた気合いが漲(みなぎ)っているということだ。選手全員が一生懸命に声を出して練習を盛り上げ、今までにはない明るさが漂っていた。

単に明るいというだけなら、例えばセレッソ大阪は関西ノリの根っからの明るい雰囲気だけど、鹿島のそれは自分たちのこれまでの殻を破ろうとしているという感じの明るさだ。

絶対に優勝するという、今季にかける強い意気込みがそうさせているんだろう。雰囲気だけではなく、フロントや大岩剛監督からもタイトル奪還にかける思いの強さが伝わってきた。

私が取材に行った時は徳島ヴォルティスと練習試合が組まれていて、先制点を徳島が奪った。でも、鹿島は内田篤人のクロスから同点ゴールを取り返したんだ。

驚いたね。練習試合のクロス1本に過ぎないけど、その速さと正確さに観客はどよめいていた。1995年から98年まで鹿島でプレーしたブラジル代表の右サイドバック、ジョルジーニョを彷彿(ほうふつ)させるライナー性のクロスだったよ。8シーズンぶりにJリーグ復帰する内田が、どれくらいプレーできるのか心配していたけど、あのクロスを見たら安心した。

内田は練習でもバリバリ動いていて、ウォーミングアップの4対1のボール回しからスライディングタックルをやったりしていた。きっとまだ少しは痛みがあるのかもしれないけど、プレーできるのが嬉しくて仕方ないという感じだった。

「どのタイミングで出せ」とか「こういう場合はサイドに追い込め」など、他の選手とのコミュニケーションをすごく取っていたし、そのことを大岩監督と話をしたら、彼もそういう姿勢を評価していると言っていた。それを内田に伝えたら、本人は照れていたけどね(笑)。

鹿島の他の選手で目立っていたのは、やっぱり小笠原満男。相手のレベルに関わらず、彼自身のプレーは常に質が高い。ただ、周りの選手となると、やや物足りない印象が拭えなかった。

今季の補強は、内田の復帰以外ではCBに清水から犬飼智也、東京ヴェルディからDFもMFもできる安西幸輝を獲得したけれど、攻撃陣での補強はユース出身の沖悠哉と阪南大出身の山口一真だけ。これでは覇権奪還に向けての補強としては少し寂しい。

そのことを強化部長の鈴木満さんに伝えたら、今年は選手たちの伸びしろに期待している」と言っていた。確かに去年は開幕前にペドロ・ジュニオール、レオ・シルバ、金森健志など多くの選手を補強したけれど、その全員が力を出し切ったわけではなかった。だから、そういう選手たちの伸びしろも含めて補強を考え、大岩監督にも選手起用を相談したということだった。

そのためか、大岩監督も練習試合で多くの選手を積極的に使っていた。去年は途中からボランチの先発を三竿健斗が奪ったけれど、そこもキャンプではシャッフル状態だったし、永木亮太だけではなく、久保田和音も起用されていたり、きっと期待の現れだろうと感じたね。

また、鹿島が優勝するためのポイントはセンターバックだ。去年は植田直通がもうひとつブレイクしなかった。体格に恵まれているがゆえに、DFとして大切なことに気づいてないように私の眼には映ったんだ。彼が日本代表の中央に構えるようになれば、スケールも大きくなるので期待している。なんとか今シーズンはもうひと皮剥けてもらいたい。

センターバックには犬飼も獲得したけれど、彼は松本山雅時代から体格はできていたし、経験を積んで成長を遂げ、清水ではキャプテンもやった。左利きだし、チームにフィットすれば、手薄なCBで貴重な存在になるだろう。

攻撃陣はペドロ・ジュニオールも金崎夢生も、去年以上にゴールを獲らないといけないが、好調そうなのが鈴木優麿だ。元々、ラインの裏に抜け出してボールをキープするのはうまいけど、落としや流れの中での動き出しにもう少し精度がほしいところではあるね。まだ荒削りな面はあるけれど、点数をより多く取ってくれれば、使いたくなるのが監督の性(さが)。少ないチャンスでゴールという結果を見せて、出場時間を増やしていってもらいたい。

FWではゴールを獲ることを覚えれば楽しみな金森健志もいて、右サイドMFの安部裕葵はスピードがあるし、左MFにはドリブラーの安西幸輝がいるから、若手にも面白い存在が揃っている。

ただし、若手が伸びてナンボという状況は、彼らが伸びなければ戦力アップにつながらないということでもある。つまり、鹿島が普通のチームになってしまう可能性もあるということであり、地力があるとはいえ、戦力アップしている他チームと長いシーズンで渡り合うのは至難の業。

だからこそ、若手の力を伸ばしながらチーム力をどうアップさせていくのかという課題に、大岩監督がどんな手腕を発揮して今シーズンを戦っていくのかを楽しみにしている。

(構成/津金壱郎 撮影/山本雷太)

■宮澤ミシェル
1963年 7月14日生まれ 千葉県出身 身長177cm フランス人の父を持つハーフ。86年にフジタ工業サッカー部に加入し、1992年に移籍したジェフ市原で4年間プレー。93年に日本国籍を取得し、翌年には日本代表に選出。現役引退後は、サッカー解説を始め、情報番組やラジオ番組などで幅広く活躍。出演番組はWOWOW『リーガ・エスパニョーラ』『リーガダイジェスト!』NHK『Jリーグ中継』『Jリーグタイム』など。


内田篤人の復帰でタイトル奪還に漲る鹿島──期待と不安が入り交じる“選手の伸びしろ”とは?

◆サッカーW杯はもうすぐ! 今チェックしておきたい若手3選手とは?(anan)




今年はロシアW杯開催を6月に控えたサッカーイヤー。これを機に、思い切って実際の試合の迫力を体感してみるのもいいかも!

「いまは女性向けのグッズやイベントも充実していますし、J3まで合わせると日本全国にチームがあるので、地元という入り口から応援を始めやすいのもJリーグの特徴です」

そう話すのは、専門誌『Jリーグサッカーキング』編集長の安田勇斗(いさと)さん。これからJリーグを観始める人もきっと応援したくなる、期待の若手選手を紹介してもらいました。

「単に“かっこいい!”から入っても全然OK。練習グラウンドに行けばサインがもらえたりと、選手と触れ合う機会も多いので、お気に入りの選手を見つけてみてください!」

世界が注目する、新世代のワンダーキッド。
久保建英(たけふさ)選手(16) FC東京




ENTAME
サッカーW杯はもうすぐ! 今チェックしておきたい若手3選手とは?
2018.2.27
今年はロシアW杯開催を6月に控えたサッカーイヤー。これを機に、思い切って実際の試合の迫力を体感してみるのもいいかも!

「いまは女性向けのグッズやイベントも充実していますし、J3まで合わせると日本全国にチームがあるので、地元という入り口から応援を始めやすいのもJリーグの特徴です」

そう話すのは、専門誌『Jリーグサッカーキング』編集長の安田勇斗(いさと)さん。これからJリーグを観始める人もきっと応援したくなる、期待の若手選手を紹介してもらいました。

「単に“かっこいい!”から入っても全然OK。練習グラウンドに行けばサインがもらえたりと、選手と触れ合う機会も多いので、お気に入りの選手を見つけてみてください!」

世界が注目する、新世代のワンダーキッド。
久保建英(たけふさ)選手(16) FC東京
サッカー
スペインの名門FCバルセロナの下部組織を経てわずか16歳でJリーグ戦デビュー。「昨年はU-20のW杯にも“飛び級”で参加するなど、同世代でも飛びぬけた才能。ドリブルや左足のスルーパスなど、攻撃的プレーが持ち味です」
写真:松岡健三郎/アフロ

欧州トップクラブ相手に鮮烈なプレーを披露。
安部裕葵(ひろき)選手(19) 鹿島アントラーズ



今年デビュー2年目ながら、俊足を生かして勝負を仕掛ける機動力には光るものがある。「セビージャFCとの親善試合では、スピード感あふれるドリブルで相手DF2 人を見事にかわし、貴重な先制ゴールをアシストしました」
写真:アフロスポーツ

代表戦でビッグセーブ連発。日本の新たな守護神。
中村航輔選手(22) 柏レイソル



ユース時代から活躍し、将来の代表正ゴールキーパーと目される中村選手。「至近距離のシュートもはじく反射神経とアグレッシブさが魅力。代表戦デビューとなった昨年末の北朝鮮戦もビッグセーブを連発する大活躍でした」
写真:徳原隆元/アフロ



サッカーW杯はもうすぐ! 今チェックしておきたい若手3選手とは?


◆【カシマで見よう!】その先へ~安西幸輝(鹿島アントラーズ)~(J's GOAL)


各担当ライターが、期待の新戦力を紹介するJ's GOALの新企画。
選手のプレー面はもちろん、人間性にぐっと迫るような記事をお届けしています。
この記事を読んで、ぜひスタジアムに足を運んでください!



鹿島には独特のスタイルがある。言葉で伝えられるものではないため、移籍してきた選手はそれを肌で感じ取り、自分の力で消化しなければならない。チームはどんな選手にも居場所をつくってくれるおおらかさがある反面、これまで多くの選手がその見えない壁に苦労してきた。移籍してきてすぐに力を発揮する選手は決して多くない。

しかし、安西幸輝はのびのびと自分の力を発揮している。ボールを持てば憶することなく仕掛けていき、精度の高いクロスをFWに供給する。試合終盤まで高い質を保ち続ける姿は、昨季まで東京Vで見せていた姿と何ら変わるところがない。ボールを持てば、次はなにをするのかワクワクさせてくれる。
その技術の高さは内田篤人も賞賛する。
「SBの技術じゃないような一個前のポジションもできるな、と思わせるボールタッチもするし、走れる。右サイドもできるからね。良い選手が来たな、と思います」。

いまではサイドのポジションならFWからSBまでどこでもできる技術と戦術眼を身につけた安西にとって、内田はかつて憧れた自分の原点とも言える選手。カシマスタジアムでの試合も小さな時から見ていたらしく、鹿島の今季最初の公式戦だったACL上海申花戦で先発すると「入場するときも高揚感が湧いて、良い気分で試合に臨めました」と話した。

とはいえ、ルーツは東京Vにあることを安西は忘れていない。急速に鹿島に馴染み、ポジションを確立できたのも昨季の経験があるからだった。
「ロティーナ監督には感謝しています。僕自身のサッカーへの考え方とか試合に向かうメンタルの部分とか、選手としての幅が大きくなった。そこは自信を持って言えるかと思います」。
すでに鹿島には欠かせない選手となりつつある。このクラブで試合に出続ければ、いずれは…。まだ今年で23歳。どこまでたどり着くかたのしみな選手である。

文:田中滋(鹿島担当)
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人気コンテンツ“スタジアムナビ”では、鹿島アントラーズのホームスタジアム「県立カシマサッカースタジアム」の様々な情報を掲載しています。

観戦アドバイスや、スタジアムでの写真を投稿できる機能が追加されたので、どんどん投稿してくださいね!一緒にスタジアムナビを作りましょう!
・県立カシマサッカースタジアム(鹿島アントラーズ)

★鹿島アントラーズホーム開幕戦★
明治安田生命J1リーグ 第2節
3月3日(土)16:00KO カシマ
鹿島アントラーズ vs ガンバ大阪

【カシマで見よう!】その先へ~安西幸輝(鹿島アントラーズ)~

◆鹿島・安西幸輝の“三刀流”。タイトル奪還へ、東京V育ちの22歳ホープが示した可能性(フットボールチャンネル)


タイトル奪還を目指す鹿島アントラーズの新戦力、安西幸輝(前東京ヴェルディ)がJ1デビュー戦で“三刀流”を披露した。清水エスパルスのホーム、IAIスタジアム日本平に乗り込んだ25日の明治安田生命J1リーグ開幕戦で左サイドバックとして先発。後半途中から左サイドハーフ、終了間際からは右サイドバックとしてフル稼働した。スコアレスドロー発進に終わった常勝軍団のなかで、右サイドハーフやトップ下でもプレーできる22歳のホープが新たな可能性を示した。(取材・文:藤江直人)

J1デビュー戦で見せたポリバレント性





 同じピッチのうえで、視界に飛び込んでくる景色が2度も変わった。左サイドバックで先発し、67分から左サイドハーフへポジションを一列上げていた安西幸輝が、今度は右サイドへと移していく。

 IAIスタジアム日本平で清水エスパルスと対峙した、25日の明治安田生命J1リーグ開幕戦。ともに無得点で迎えた84分に、鹿島アントラーズの大岩剛監督が最後の交代カードを切る。

 右サイドバックの内田篤人に代わって、FWペドロ・ジュニオールを投入。最前線を金崎夢生、鈴木優磨を合わせた3人に増やしてゴールを目指す一方で、右サイドバックには安西が回った。

「場所によって景色が全然違うなかで、それでも質の高いプレーができるというところで、このチームに呼ばれたと思っているので。そういう点をもっとアピールしないと、生き残っていけない。今日は自分のよさが出たところもあったし、もっと精度を高くしなければいけないところもあったので」

 アカデミー時代を含めて13年間も所属した東京ヴェルディから、Jリーグ屈指の常勝軍団へ移籍した今シーズン。J1の舞台におけるデビュー戦で、いきなり“三刀流”でフル出場を果たした。

 利き足は右だが、ヴェルディ時代から左右のサイドバックを務めてきた。ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督に率いられた昨シーズンは右アウトサイドとして先発し、途中から左利きの安在和樹(現サガン鳥栖)とポジションをチェンジ。ともにサイドからドリブルでカットインして、利き足からシュートを積極的に放つスタイルで攻撃を活性化させた。

 昨シーズンのヴェルディは最終節での勝利で5位に食い込んだものの、初めて進出したJ1昇格プレーオフでは準決勝でアビスパ福岡に0‐1で屈した。迎えたオフ。22歳と若い安西をめぐって、J1王者の川崎フロンターレを含めた、複数のJクラブによる争奪戦が繰り広げられた。

サイドバックが人材豊富であるからこそ鹿島へ

 いくつかのオファーのなかから最終的にはアントラーズを選んだ理由が、実はサイドバックの多士済々な顔ぶれにあったと安西は力を込める。

「日本代表のサイドバックが3人いるなかで、自分が吸収できるもの、盗めるものがたくさんあると思ったので。3人を上回れば自分にも代表が見えてくると思っていたので、正直、迷いといったものはまったくありませんでした。(3人は)ライバルですけど、自分が負けるとは思っていません」

 3人とは昨年末のEAFF E-1サッカー選手権に臨むハリルジャパンに招集された、左サイドバックの山本脩斗と右サイドバックの西大伍。さらには日本代表でも長く活躍した内田が、ブンデスリーガ2部のウニオン・ベルリンから7年半ぶりに復帰する、という情報も駆けめぐっていた。

 安西は右サイドハーフだけでなく、ボランチやトップ下でもプレーできる。究極のユーティリティープレーヤーと言えるホープは、一番勝負したいポジションとしてサイドバックをあげる。

「両方のサイドバックで勝負したい、と思っています。サイドハーフでプレーするときは自分の飛び道具でもある、ドリブルやスピードという部分を求められていると思っています」

 もともとは左右のサイドハーフを主戦場としていた。ターニングポイントが訪れたのは、ジュニアユースでの3年間を終える2010年。日本代表の左サイドバックとして一時代を築き、現役時代をすごしたヴェルディで普及育成アドバイザーを務めていた都並敏史氏からサイドバック転向を勧められた。

 未知のポジションへの不安もあり、一時は高校サッカーの道へ進むことも考えた。都並氏の説得もあってユースへ昇格することを決め、コンバートを受け入れたときから、右サイドバックとしてシャルケおよび日本代表で輝きを放っていた内田が憧れの存在になった。

内田篤人、西大伍から伝授されるプレーの秘訣




 図らずも同じチームでプレーすることになった今シーズン。1月下旬に宮崎県内で行われたキャンプで、7歳年上の内田へ勇気を振り絞って、ドイツにおける守備のやり方を聞いた。内田は「聞いてくれたほうがオレも楽だから」と、笑顔で経験を伝授してくれた。

「外国人の動かし方はすごく難しいと思うんですけど、すごく上手くやっていたので。そのときに右サイドで(内田)篤人さんが後ろにいるときには、僕の背中を篤人さんに見せながら相手のパスコースを消すディフェンスをしてほしいと言われました」

 自分がサイドバックに入ったときには、前方の味方へ同じ要求をすればいい。昨シーズンは右のサイドハーフとしても活躍した西には、複数のポジションをハイレベルでこなす秘訣を聞いた。右ひざ内側側副じん帯を断裂する大けがを負い、EAFF E-1サッカー選手権を辞退した西は快く話してくれた。

「ご飯を一緒に食べながら、(西)大伍さんはいろいろ話してくれた。大伍さんは非常に頭のいい選手だし、勉強になることがすごく多かった。ユーティリティーという意味では、大伍さんが一番だと思うので。その部分で大伍さんにもっと近づきながら、自分のよさも出していきたい」

 安西のよさとは何か。前述したドリブルとスピードだけではない。球際の攻防で後塵を拝しない、旺盛なファイティングスピリット。そして、試合の終盤になっても衰えない運動量となる。エスパルス戦における総走行距離11.658kmは、MFレオ・シルバに次いで2番目に多かった。

 右サイドバックに回った3分後の87分には攻め上がった後に切り返し、直後に左足から絶妙のクロスをゴール前へ供給。GK六反勇治の真正面に飛んでしまったものの、完璧なタイミングから放たれた鈴木のヘディングシュートを導いている。

「ああいうボールをもっと試合のなかで出せれば、得点につながることが多いと思うので。今日はもうひとつくらいしか(味方と)合っていないので、もっと質の高いクロスを自分に要求していかないと」

常勝軍団ならではの厳しさ

 エスパルス戦では常勝軍団ならではの厳しさも感じた。パスミスなど雑なプレーが目立ち、シュート数がわずか1本、それもDF昌子源がペナルティーエリアの外から放ったものだけで迎えたハーフタイム。ロッカールームに大岩監督の怒声が響きわたった。

「球際でもっと激しくいけと。リーグ優勝したいのならば、もっと気持ちが乗ったプレーを見せろと。戦術というよりは気持ちの部分をすごく言われました」

 後半開始前のピッチで円陣が組まれたときには、誰かともなく「去年の悔しさを絶対に忘れちゃいけない」という言葉が飛び交った。J1連覇に王手をかけながら、最後の2試合をスコアレスドローで終えてしまい、最終節で奇跡の逆転優勝を果たした川崎フロンターレの引き立て役になった。

 敵地でジュビロ磐田と引き分けた昨年12月2日の最終節後には、ゲームキャプテンを務めた昌子、ヴェルディのひとつ後輩で、EAFF E-1サッカー選手権で日本代表デビューを果たしたMF三竿健斗たちが人目をはばかることなく号泣した。

「その場に僕はいなかったけど、テレビでは見ていたので。そういう点をしっかり認識して、プレーしようと思っています」

 J1デビュー戦をスコアレスドローで戦い終えて、あらためて実感したこともある。昌子と植田直通の日本代表コンビが組む、センターバックを中心とする堅守。42分にはレオ・シルバのファウルで与えたPKを、守護神クォン・スンテが横っ飛びでキャッチ。九死に一生を得た。

 エスパルスのアグレッシブさに慌ててしまい、縦へ、縦へと急ぎすぎた前半には、内田が幾度となく「縦パスを入れないで」と叫び、安西に対しては「横パスを回せ」と要求してきた。相手を焦らすことで、攻め込むスペースを生じさせる狙いがそこには込められていた。

「やっぱり点を取られないですよね。守備という部分にすごくフォーカスされたチームだと思うので、だからこそ僕個人を含めて、攻撃にもっとアクセントをつけられれば。クラブのエンブレムを見たときには重みというものを感じるけど、それをもっともっと背負ってピッチで表現していきたい」

目指すはすべてのタイトル獲得



 32歳の山本が孤軍奮闘してきた左サイドバックに厚みをもたせ、右サイドバックでも内田にはない武器をもたらす。リハビリ中の西が、復帰後は右サイドハーフを主戦場に置くプランも具現化させる。

 サイドハーフとしての攻撃力を含めて、さまざまな相乗効果をもたらしつつある安西は、新天地で踏み出した第一歩にも表情を引き締めることを忘れなかった。

「クロスをあげるときに中の枚数も増えてきているし、自分のよさをだいぶわかってきてくれたとは思うけど、もっともっと自分から意思表示をしていきたい。もちろん日本代表に入りたいけど、その前にアントラーズでやることがいっぱいあるので。それらをひとつずつクリアしていきたい。

 自分はもっとできると思っているし、もっと頭を働かさなければいけない。たとえば最後のアタッキングサードのところでは、もっと落ち着いてプレーできるはずなので。数字の部分でもっと結果が表れるように、そういうところもしっかりと伸ばしていきたい」

 今月14日の上海緑地申花(中国)とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ初戦で左サイドバックを、21に異の水原三星ブルーウィングスとの第2戦では右サイドバックを務め、エスパルスとのJ1開幕戦では“三刀流”まで披露した。

 大岩監督のさい配に幅をもたせる存在になっても、安西は満足しない。悪夢の無冠に終わった昨シーズンの捲土重来を期し、目の前にあるすべてのタイトル獲得を目指すアントラーズに攻守両面で新たな力を加えていくために、172cm、64kgの体に大きな可能性を秘めるホープは精進を積み重ねていく。

(取材・文:藤江直人)

【了】


鹿島・安西幸輝の“三刀流”。タイトル奪還へ、東京V育ちの22歳ホープが示した可能性



2018年2月27日火曜日

◆ケルン大迫、2ゴール起点に…自身通算100試合を白星で飾る(報知)





 ◆ドイツ1部ブンデスリーガ ケルン2-1ライプチヒ(25日、ライプチヒ)

 【ライプチヒ(ドイツ)25日=鷲見由希子】日本代表FW大迫勇也のケルンは、敵地でライプチヒに2―1で勝利した。先発した大迫は後半37分に交代するまで、2得点の起点になるなどチームをけん引。自身の同リーグ1部通算100試合出場を白星で飾った。

 攻撃陣の中心として存在感を示した。後半25分の同点弾、32分の勝ち越し弾は共に自身が起点となって生まれた。「今、僕が起点になってからの攻撃をチームとしてもやろうとしている」と胸を張った。これで自身リーグ1部通算100試合出場を達成し、チームも5試合ぶりに勝利。「あとは最後もっとゴール前に入っていけるようにしたい」と得点奪取を誓った。


ケルン大迫、2ゴール起点に…自身通算100試合を白星で飾る



◆J1開幕戦ベストイレブン発表! 2年ぶりJ1復帰の名古屋からジョーら3名を選出(フットボールチャンネル)


フットボールチャンネルでは明治安田生命J1リーグ第1節のベストイレブンを選出した。昨季悲願のJ1初優勝を果たした川崎からは2名を選出。2年ぶりにJ1の舞台に帰ってきた名古屋からは新加入のジョーを含めた3名をベストイレブンとしている。

名古屋の勝利に大きく貢献した元ブラジル代表FW

J1ベストイレブン

 フットボールチャンネル編集部では、23日から25日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第1節のベストイレブンを選出した。

 リーグ王者の川崎フロンターレは開幕戦でジュビロ磐田と対戦し、3-0の勝利を収めた。その中から貴重な追加点を決め、やや不安定気味だったエドゥアルドのフォローも怠らなかった谷口彰悟、1ゴール2アシストと文句なしの活躍をみせた中村憲剛の2名を選出した。

 ガンバ大阪にアウェイで3-2の勝利を挙げた名古屋グランパスからは3名。1ゴール1アシストの活躍で勝利に大きく貢献した元ブラジル代表FWジョー、2ゴールに絡み守備でも奮闘したガブリエル・シャビエル、中盤で果敢に動き回りチャンスを作った和泉竜司をピックアップ。新加入選手をうまくまとめ、最後まで攻撃的なサッカーを展開した風間八宏監督を今節の最優秀監督としている。

 また、V・ファーレン長崎との昇格組対決を2-1で制した湘南ベルマーレからは途中出場ながら決勝ゴールを決め、攻守両面で存在感を発揮した石川俊輝を。柏レイソルに1-0で勝利したベガルタ仙台から決勝ゴールを決めただけでなく、守備で体を張り続けチームの無失点に貢献した板倉滉をベストイレブンとした。

 鹿島アントラーズGKクォン・スンテはPKストップと終始安定したセービングで失点を許さず。清水エスパルスの立田悠悟はリーグ戦デビューながら堂々のプレーで強力な鹿島攻撃陣をシャットアウトした点をそれぞれ評価し選出している。

 フットボールチャンネル編集部が選んだ明治安田生命J1リーグ第1節のベストイレブンと最優秀監督は以下のとおり。

▽GK
クォン・スンテ(鹿島)

▽DF
立田悠悟(清水)
板倉滉(仙台)
谷口彰悟(川崎)
吉田豊(鳥栖)

▽MF
喜田拓也(横浜FM)
和泉竜司(名古屋)
石川俊輝(湘南)
中村憲剛(川崎)

▽FW
ジョー(名古屋)
ガブリエル・シャビエル(名古屋)

▽最優秀監督
風間八宏(名古屋)

明治安田生命J1リーグ第1節全試合の結果は以下のとおり。

鳥栖 1-1 神戸
FC東京 1-1 浦和
湘南 2-1 長崎
広島 1-0 札幌
G大阪 2-3 名古屋
仙台 1-0 柏
磐田 0-3 川崎
清水 0-0 鹿島
C大阪 1-1 横浜FM

【了】


J1開幕戦ベストイレブン発表! 2年ぶりJ1復帰の名古屋からジョーら3名を選出



◆王座奪還を目指す鹿島に足らないものは「気持ち」 大岩監督、選手たちに喝!(the WORLD)




気持ちの持ち方が前半のミスに

鹿島アントラーズは25日、明治安田生命J1リーグの開幕節で清水エスパルスとアウェイで対戦。両チームともに決定機を活かすことができず、0-0のスコアレスドローで終了のホイッスルを迎えている。

試合後、鹿島の指揮官として勝負の2シーズン目を迎えた大岩剛監督がインタビューに応じ、「全体を通して非常にタフなゲームだった。前半は非常に悪い形で入ってしまった。後半は何とか修正したが、勝ち点3を取りに来た試合だったので残念。ホーム開幕戦に向けてしっかりと準備をしていきたい」とコメント。クラブの公式サイトが伝えた。

AFCチャンピオンズリーグの水原三星戦同様に、前半から押し込まれる展開になったことで、質疑応答の際には「問題点」や「課題」について聞かれ、指揮官は「気持ち」を挙げた。「要因はいろいろとあるが、大前提として『自分たちの気持ちの問題だ』とハーフタイムに厳しく言った。前半はある程度は想定内だったが、清水のアグレッシブさが上回った。気持ちの持ち方によって、あのような前半になってしまったと感じている」と明かしている。

この一戦のスターティングメンバーに名を連ね、76分までプレイしたMF遠藤康も「課題」について「結果が全て。前半はミスでリズムを崩してしまったし、それが今の自分たちの課題だと思う。もっとやれるし、やらないといけないチーム。みんなで修正していかないといけない」と語った。

2年ぶりの王座奪還を目指す鹿島。日本の常勝軍団として勝者のメンタリティを持って、最終節で涙を飲んだ昨季のリベンジを果たすことができるのか。


王座奪還を目指す鹿島に足らないものは「気持ち」 大岩監督、選手たちに喝!




◆「ニューヨーカー×鹿島アントラーズ」2018年1stモデルが公式通販サイト「NYオンライン」にて3/1(木)より予約開始!(PRTIMES)


衣料事業の主力ブランドNEWYORKERを中心とした衣料服飾品の企画、製造、販売、不動産の売買、仲介、賃貸管理を行っている株式会社ダイドーフォワード(本社:東京都千代田区/代表取締役:大川 伸)は、公式通販サイト「NYオンライン」にて「ニューヨーカー×鹿島アントラーズ」2018年1stモデルを3/1(木)より予約開始いたします。




■鹿島アントラーズ オフィシャルアイテムについて

ニューヨーカーは、オフィシャルスーツサプライヤーとして、J1鹿島アントラーズを応援しています。
選手のために作られた特別仕様のオリジナルスーツでチームをサポート。
全選手、監督、そして選手を支えるチームスタッフを対象とした採寸を行い、リクエストなども取り入れて作られたオリジナルスーツは、選手たちも絶賛。さりげなくあしらわれたチームロゴは、メンバーの一体感を生み出します。

同じサッカー選手といえども、ポジションの違い、プレースタイルの違いによって筋肉の付き方は人それぞれ。また、シーズン前に集中的に体を鍛えるキャンプ後には、サイズが変わってしまうほど体型が変化します。
ニューヨーカーは、これまで培ってきたパターンメイドの確かな技術を背景に、これらの全ての選手にフィットする上質なスーツを提供しています。
NYオンラインでは、 ネクタイとドレスシャツを販売しています。 是非ご覧ください。

■2018年1stオフィシャルモデル 販売概要

<展開アイテム>シャツ、 ネクタイ
※3月1日(木)より、 公式通販サイトにて先行予約販売をいたします。



商品名:ショートポイントカラーオックスフォードシャツ
価格:¥12,000+税
素材:コットン100%
色展開:ブルー

Jリーグのサッカーチーム「鹿島アントラーズ」のオフィシャルドレスシャツ。今季モデルは、襟先を短いショートポイントでモダンな印象に仕上げました。胸ポケットには、チームマークロゴ「Antler」をシャツの生地と同色でさりげなく刺繍を施しています。
※こちらの商品は数量限定商品となります。


商品名:スピクルドタイ
価格:¥12,000+税
素材:シルク100%
色展開:ブラック

Jリーグのサッカーチーム「鹿島アントラーズ」のオフィシャルネクタイ。アントラーズサポーターの方やサッカー好きな方へのギフトとしてもおすすめです。大剣にブラックのソリッドと小剣にはアントラーズカラーのレッドをドット柄にのせてVゾーンを大人の印象に。
切り替えしがお洒落なセパレーテッドタイ。胸元からチラリと覗かせた小剣とのコントラストがさりげなくお洒落な男を印象付けます。
※こちらの商品は数量限定商品となります。

▽NYオンライン


■ ニューヨーカーについて
ハイクオリティを背景に、ベーシックでありながらも時代の空気やトレンドのエッセンスをプラスしたスタイル提案を行なっている「NEWYORKER」。牧場経営、衣料品の製造・販売までを自社グループで行なう企業、ダイドーリミテッドの歴史とノウハウがもの作りの姿勢に活きています。NEWYORKERは、オリジナルタータン=「ハウスタータン」をブランドシンボルに、より一層の”上質”を追求してまいります。
http://www.newyorker.co.jp/

■ファッション通販サイト「NYオンライン」について
株式会社ダイドーフォワード直営の公式通販サイト「NYオンライン」は、NEWYORKER、Sally Scott など人気ブランドが、店舗同様の豊富な品揃えからご購入いただけます。

■ 会社概要
社名:株式会社ダイドーフォワード
(旧:株式会社ダイナシティ、株式会社ニューヨーカー、株式会社ダイドーインターナショナル)
設立:2007年8月22日 (2018年1月1日に合併により社名変更)
代表者:代表取締役社長  大川 伸
資本金:1億円(株式会社ダイドーリミテッド100%出資)
事業内容:衣料服飾製品の企画、製造、販売および不動産管理、商業施設の運営 等

*会社合併および社名変更のお知らせ
株式会社ニューヨーカーは、ダイドーリミテッドグループ会社である株式会社ダイナシティ、株式会社ダイドーインターナショナルの2社と2018年1月1日をもって合併し、社名を「株式会社ダイドーフォワード」に変更いたしました。現在、2月下旬公開に向け「株式会社ダイドーフォワード」のホームページを作成中です。今しばらくお待ちください。

■ お問い合わせ先
NYオンライン カスタマーサービス
フリーダイヤル:0120-10-3299
対応時間:平日10時~18時
土日・祝祭日・年末年始、夏季休暇期間中はお休みをいただいています。


「ニューヨーカー×鹿島アントラーズ」2018年1stモデルが公式通販サイト「NYオンライン」にて3/1(木)より予約開始!


◆8年ぶりにJ復帰した内田篤人は再デビュー戦で何を見せたのか?(THE PAGE)





 両手を大きく広げるゼスチャーとともに、何度も「縦パスを入れないで」と叫んだ。相手の狙いを見抜いていたからこそ、味方の攻撃に変化を加えたかった。ボールに触らずとも、8シーズンぶりに鹿島アントラーズへ復帰したDF内田篤人は必死に仕事をしていた。

 清水エスパルスのホーム、IAIスタジアム日本平で25日に行われた明治安田生命J1リーグ開幕戦。2010年5月5日のセレッソ大阪戦以来、2853日ぶりにJリーグの舞台に立った29歳の元日本代表は右サイドバックとして先発。後半39分までプレーした。

「長い間けがをしていたなかでJリーグに戻って来ることができて、開幕戦はポイントだと思っていたので。高校時代の友だちや家族も見に来てくれたし、高校のときもここで試合をしているから。まあ楽しかったですね」

 静岡県函南町で生まれ育ち、中学卒業後はスポーツ推薦で名門・清水東高校へ進学。2年生に進級する直前には、「10番」を背負ったまま中盤から右サイドバックへと転向した。

 全国大会には残念ながら縁がなかった。それでもスピードと攻撃力が同居するプレースタイルが高く評価され、複数のJクラブが争奪戦を繰り広げたなかで2006シーズンにアントラーズ入りした。
 
 サッカー人生の礎が築かれた場所での“再デビュー”に、数奇な縁を感じたのか。ピッチに入場した直後には、駆けつけてくれた旧友たちへ笑顔で手を振ってもいる。しかし、キックオフを告げる笛が鳴り響くや、内田の思考回路のなかで違和感が占める割合が多くなった。

「後ろでパスを回していればいいのに、どうしても前へ蹴っちゃう。途中で『縦パスを入れないで』と言ったんだけどね」

 4バックを組んだエスパルスは、左から182cmの松原后、187 cmのフレイレ、183 cmのファン・ソッコ、J1デビュー戦となる189 cmの立田悠悟と長身選手たちをそろえてきた。

 今シーズンから指揮を執るヤン・ヨンソン監督(前サンフレッチェ広島監督)の意図は明確だ。アントラーズの縦パスを最終ラインの高さと強さではね返し、180 cmの北川航也、187 cmのクリスランで組む2トップへロングボールを送る。

「相手は大きな選手が前にいて、たとえフィフティフィフティのボールでも彼らが頑張って(競り合って)、セカンドボール(を拾うこと)を徹底していたので」

 しかも、2トップに加えて170 cmの石毛秀樹、163 cmの金子翔太で組む小柄な2列目が執拗にプレスをかける。慌てて前へ蹴れば、相手の戦略にはまるだけだと内田は指摘した。

「中盤でも向こうがセカンドボールを拾っていたから、今日は縦パスを入れても取られるイメージしかなかった。横、横でサイドに振ればいいんだけど。左にパスが行ったときに、こっちに戻って来ないシーンがあったから、そこはちょっと言った。もっとパスを回せばいいと」

 右から左、そして左から右へと横パスをつなぎ続けることで、ホームでの開幕戦に勝ちたい相手を揺さぶる。焦らされた相手は陣形を崩し、必ずスペースが空く。内田から何度も「(横へパスを)回せ」と指示と飛ばされた、左サイドバックの安西幸輝はこう振り返る。

「相手のプレッシャーが速かったので、もっと揺さぶればチャンスがあったんじゃないかと」

 試合巧者になれというメッセージを、内田はゼスチャーと言葉を介して伝えていた。ピッチ全体を見渡しながらバランスを取り、試合をもコントロールする。本来ならばチームキャプテンを務めるレジェンド、小笠原満男に託された役割だった。

 しかし、4月で39歳になる大黒柱は、大岩剛監督が指揮を執った昨年6月以降、ボランチのファーストチョイスから外れている。9月以降の10試合はすべてベンチウォーマー。最後の2試合でひとつ勝てば連覇を達成できたアントラーズは、ともにスコアレスドローで終えて、川崎フロンターレの初優勝の引き立て役になった。
「(小笠原)満男が試合に出られる機会がだんだん減ってきているなかで、ウチの伝統という役割を演じられることも含めて、満男の次の世代でそういう存在がまだ必要だというのも、(内田)篤人を呼び戻した理由のひとつでもある」

 強化の最高責任者に就いて23年目を迎える鈴木満常務取締役強化部長は、ブンデスリーガ1部の古豪シャルケ04から同2部のウニオン・ベルリンへ新天地を求めていた内田を、違約金が発生することを承知のうえで獲得した理由の一端をこう説明する。

 2007シーズンから達成した、前人未到のリーグ戦3連覇を知っている内田は、小笠原が握っているバトンを受け継ぐ理想的な存在だった。海外移籍が実現したことで青写真は修正されたが、必ず呼び戻したいとタイミングをうかがっていたアントラーズと、体が動くうちに復帰したいと考えていた内田の思いがこの冬に一致したわけだ。

 痛めていた右ひざにメスを入れた2015年6月以降は、シャルケで1試合、ウニオン・ベルリンでは2試合の出場にとどまった。一転して復帰した愛着深い古巣では、キャンプ中の対外試合を含めて、すでに6試合でプレーしている。

「小さな筋肉系のけがが、これから多少はあると思うよ。そういうのもケアをして適当にごまかしながら、上手くやっていくしかない」

 右ひざの古傷自体はまったく問題ないとしながらも、実戦から遠ざかっていた反動が体に起こることを、内田は想定内としてとらえている。過密日程が考慮されるかたちで、敵地で21日に行われた水原三星ブルーウィングスとのACLグループステージ第2戦の遠征メンバーには入らなかった。

「上手く休ませてもらいながら、という感じですね。ここでピークをもっていったら、絶対に(シーズンの最後まで)もたないから。それは嫌じゃん。だから今日は、戦術的な狙いもあって途中で代わったけど、この前のACLでは90分間プレーしているし、徐々に、徐々にじゃないの」

 後半は立て直してエスパルスを押し込んだものの、最後までゴールを奪えず、開幕戦は引き分けに終わった。前半終了間際に与えたPKを守護神クォン・スンテが止めなければ、黒星発進を喫していたかもしれない。だからこそ、手にした勝ち点1を内田はポジティブにとらえる。

「上手くいかないときはあるから。(次節まで)5日間あるしなおるよ。みんなわかっていると思うから」

 次節の3月3日にはホームにガンバ大阪を迎える。小笠原は開幕戦も出番がなかった。まさかの無冠に終わった昨シーズンの捲土重来を期す常勝軍団で、内田の存在感がますます大きくなってくる。

(文責・藤江直人/スポーツライター)


8年ぶりにJ復帰した内田篤人は再デビュー戦で何を見せたのか?


◆ヘタフェ、2度のPK失敗が響いて7試合ぶりの黒星…先発の柴崎は後半頭に途中交代(サッカーキング)





2018.02.25 20:00
エル・マドリガル
ビジャレアル 1 終了 0 ヘタフェ

 リーガ・エスパニョーラ第25節が25日に行われ、柴崎岳が所属するヘタフェとビジャレアルが対戦した。前節出場がなかった柴崎は先発メンバーに名を連ね、2試合ぶりのスタメン復帰を果たしている。

 試合は3分にいきなり動く。スルーパスに反応したカルロス・バッカがディフェンスラインの裏に抜け出し、グラウンダーで中央に折り返す。そのクロスにエネス・ウナルが滑り込みながら合わせたボールがゴールに転がっていき、ホームのビジャレアルが早い時間帯に先制に成功する。

 先手を取られたヘタフェだったが、35分に大きなチャンスが訪れる。ビジャレアルのハビ・フエゴが腕を絡めてジェネ・ダコナムを倒したとして、ヘタフェにPKが与えられることに。しかし、アンヘル・ロドリゲスが放ったシュートに対してGKセルヒオ・アセンホがビッグセーブを見せ、得点を許さず。ヘタフェは絶好の同点機を逸してしまう。

 得点が必要になったヘタフェは、後半の頭から柴崎に代えてFWのホルヘ・モリーナをピッチに送り出す。49分、そのモリーナがハウメ・コスタに倒され、ヘタフェにこの試合2度目のPKが与えられる。今度は先ほど失敗したアンヘルではなくモリーナが自らキッカーを務めたが、ここでもアセンホがシュートをストップしてゴールを割らせず。ヘタフェは一度ならず二度までも相手の守護神にPKを阻まれ、またしてもビッグチャンスを活かせなかった。

 試合はそのまま1-0で終了。アセンホのチームを救う2度の好セーブによって、ビジャレアルが貴重な勝ち点3を手にした。2度にわたるPK失敗が響いたヘタフェは、7試合ぶりの敗戦を喫することになった。なお、先発出場した柴崎は45分までプレーした。

 ヘタフェは次節、28日にホームでデポルティーボと対戦する。

 【スコア】
ビジャレアル 1-0 ヘタフェ

【得点者】
1-0 3分 エネス・ウナル(ビジャレアル)

ヘタフェ、2度のPK失敗が響いて7試合ぶりの黒星…先発の柴崎は後半頭に途中交代





◆金沢がJ2昇格後初の開幕戦白星!大橋V弾で愛媛に逆転勝ち(ゲキサカ)





[2.25 J2第1節 愛媛1-2金沢 ニンスタ]

 2018シーズンのJ2リーグが25日に開幕した。ニンジニアスタジアムでは愛媛FCとツエーゲン金沢が対戦し、2-1で金沢が逆転勝利を飾った。

 昨季15位の愛媛は、GK岡本昌弘(←千葉)とDF山崎浩介(←明治大)、DF池田樹雷人(←C大阪)、DF前野貴徳(←新潟)、MF神谷優太(←湘南)、MF田中裕人(←磐田)を先発起用。同17位だった金沢は、MF清原翔平(←C大阪)とMF梅鉢貴秀(←鹿島)、FWマラニョン(←スコータイ)らが先発出場した。

 立ち上がりは金沢が押し込む展開だった。だが、先制点を挙げたのは愛媛だった。前半15分、神谷、FW有田光希とつないでPA中央でパスを受けたFW神田夢実が豪快な右足シュートを叩き込み、先制に成功した。

 さらに愛媛は前半21分、PA左手前で獲得したFKを神谷が狙うもわずかにゴール上。28分には、神田のドリブルでこぼれたボールに反応したMF小暮大器がPA内からシュートを放つが、GK田尻健のファインセーブに阻まれた。前半はボールポゼッションで金沢が勝っていたが、愛媛の方がチャンスは多かった。

 反撃に出る金沢は後半16分、マラニョンが左サイドで縦に仕掛けて中央へ折り返す。DF林堂眞に当たってこぼれたボールを左ポスト近くのMF杉浦恭平が左足で蹴り込み、1-1。試合を振り出しに戻した。これで勢いがついた金沢は23分、左CKからニアに飛び込んだFW佐藤洸一がヒールシュートを放つも、わずかに左に外れた。

 それでも後半31分に金沢が逆転する。途中出場のDF毛利駿也(←順天堂大)が左サイドからアーリークロスを供給。ニアの佐藤がヒールで流し、PA中央でフリーとなっていたMF大橋尚志が左足で流し込み、2-1と試合をひっくり返した。

 後半42分には、愛媛のMF田中裕人が2枚目のイエローカードで退場。数的優位に立った金沢が2-1のまま逃げ切った。金沢は、2014年のJ3時代以来4年ぶり、J2では初の開幕戦白星となった。


金沢がJ2昇格後初の開幕戦白星!大橋V弾で愛媛に逆転勝ち









◆【東京五輪】森保監督、J2開幕で京都FW岩崎、町田MF平戸らを視察(報知)





 2020年東京五輪で指揮をとるU―21日本代表の森保一監督(49)が、J2が開幕した25日、京都―町田戦(西京極)を視察した。

 京都の同代表FW岩崎悠人(19)は、前半は2トップの一角、後半は左MFとして持ち味のスピードあふれるプレーをみせたが、得点には絡めず試合も0―2と敗退した。

 それでも森保監督は「前半はFWとして裏に抜ける動き、後半は左サイドで突破力と持ち味は出せていた。クラブで継続して努力を続けて欲しい」と評価し、さらなる成長に期待をかけていた。また町田の東京五輪世代MF平戸太貴(20)は、2アシストと結果を出して指揮官にアピールした。


【東京五輪】森保監督、J2開幕で京都FW岩崎、町田MF平戸らを視察







2018年2月26日月曜日

◆恋するSTADIUM(鹿嶋市)





 カシマサッカースタジアムで、新たな恋を見つけてみませんか。

 サッカーのルールを知らなくても大丈夫。周りの人に聞くことで、自然とコミュニケーションが生まれるはずです。

 なお、当日は、2018明治安田生命J1リーグ第3節 鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島戦を観戦する予定です。

 ぜひ、お気軽にご参加ください。

 たくさんのお申し込みお待ちしております。


■ 日 時
平成30年3月10日(土)
[スケジュール(予定)]
11時15分  受付
11時45分 パーティー開始
15時    試合観戦
 2018明治安田生命J1リーグ第3節
  鹿島アントラーズ VS サンフレッチェ広島
18時    パーティー終了
■ 場 所
MAHALO ほか
{カシマサッカースタジアム隣(R51号側)}
 
■ 参加条件
25~40歳程度までの独身男女
各18人
※男性は、鹿嶋市に在住・在勤する方
※男女問わず、定員を超えた場合は抽選
 
■ 参加費
□ 男性5,000円
□ 女性3,000円
※参加費には、軽食代・観戦チケット(指定席)代などが含まれます。
 
■ 申込期間/方法
2月27日(火)までに、下記のリンク先(いばらき電子申請サービス)でお申し込みください。
申込締切日以降のキャンセルは、キャンセル料(参加費全額)が発生します。
□ 申込ページURL
いばらき電子申請サービス
https://s-kantan.com/city-kashima-ibaraki-u/offer/offerList_detail.action?tempSeq=6990 
 
【問い合わせ先】
鹿島アントラーズ・コールセンター
電話 0299-82-5555(10:00~16:00)
 
■ 注意事項
上記URLの申込フォームでご確認ください。
 
■ 主催/主管/後援
主催:鹿嶋市
主管:(株)鹿島アントラーズ・エフ・シー
後援:(一社)いばらき出会いサポートセンター






恋するSTADIUM

◆【鹿島】安部裕葵、クラブ史上5人目10代開幕先発へ 指揮官「若手だと思っていない」(報知)





 鹿島の高卒2年目MF安部裕葵(19)が24日、鹿嶋市内で行われた練習で主力組の左サイドに入り、清水戦(25日・アイスタ)でクラブ史上5人目の10代開幕スタメンが濃厚になった。安部は「相手のことは意識しない。鹿島はどの試合も勝たないといけない」と意気込んだ。

 過去の10代の開幕戦先発は柳沢敦、羽田憲司(ともに現・鹿島コーチ)、DF内田篤人、MF豊川雄太(ベルギー1部オイペン)の4人だけ。FW大迫勇也(ケルン)、MF柴崎岳(ヘタフェ)らも成し得なかった偉業だ。安部は「勘違いをしてはいけない。自分のプレーを出すことに集中したい」と力を込め、大岩剛監督(45)は「彼を成長させるために起用するわけではない。もう彼を若手だと思っていません。思い切ってやるのが彼の仕事。ガムシャラに、ひたむきに良さを出してほしい」と期待を寄せた。


【鹿島】安部裕葵、クラブ史上5人目10代開幕先発へ 指揮官「若手だと思っていない」



◆鹿島のDF西大伍が復帰へ前進、思い描くのは中盤で輝く姿(サッカーキング)





 復帰に向けて状態は上向きだ。自身の体と向き合い、地道なリハビリを続けてきた鹿島アントラーズの西大伍は、ボールを蹴られる状態にまで回復した。

 西が右ひざの内側側副じん帯を断裂したのは昨年12月2日のリーグ最終戦。相手FWのアダイウトンと接触し、開始わずか14分でピッチを後にした。この試合で引き分けた鹿島は、最終的に得失点差で川崎フロンターレを下回り、つかみかけていた優勝は手からこぼれ落ちた。

 この冬はリハビリに専念した。「サッカーよりも真面目に取り組んだかもしれない」と冗談交じりに話すが、治療のために徳島県まで足を延ばすこともあった。大好きな釣りも「どうせこの時期は寒くて釣れないから」と数回にとどめた。あれこれと深く考え込んでしまう性格の西からすると、釣りは「糸だけに集中できる時間」だという。

 タイトル奪還を狙う今季、鹿島ではサイドバックの先発の座をめぐって激しい競争が繰り広げられている。ドイツから復帰した内田篤人を筆頭に、成長著しい伊東幸敏や左右をこなす新加入の安西幸輝ら人材は豊富。だが、西にはポジション争いで出遅れたという焦りはない。むしろ以前から希望していた中盤での起用が増える可能性に、待っていましたとばかりに目を輝かせた。




「最終ラインにいたら面白い選択肢を持っていても、安全なものを優先してしまう。でも、一つ前の位置にいるだけで、閃いたことをトライできる。サイドバックが完璧だとは思っていないですけど、何かを変えないと自分の成長はない。僕は変化が好きなんですよ」

 思えば昨季、試合途中にボランチへポジションを変えた際にはどこか楽しそうにプレーしていた。もちろん、常勝軍団の鹿島はどのポジションも層が厚く、中盤での先発が約束されているわけではない。それでも西にとっては「やっとできる」というワクワク感のほうが大きいようだ。そこにケガによる長期離脱を悲観する姿はなく、新たな挑戦に胸を高鳴らせていた。

◆西大伍の足元で輝く『マーキュリアル』、洗練されたデザインに注目

 西が新たに手にしたのは、史上最高のバージョンアップを遂げた『マーキュリアル』。軽さやフィット感などの機能性もさることながら、斬新なカラーが注目を集めている。

 俊足なチーターからインスピレーションを受けたという最新作は、ド派手なオレンジが疾走感を強調。また『マーキュリアル』の誕生20周年を記念して、かかとには「M」の文字が大きくあしらわれ、大胆かつスタイリッシュなデザインに仕上がった。

ナイキ

 機能性が同じであれば、“イケてる”スパイクを履きたいと思うのは当然のことだ。西も「やっぱりかっこいいスパイクを履きたい」と見た目を重視する。

「派手なデザインが好きですね。試合前のロッカールームで自分の姿を見た時、『行くぞ!』となる。最新作のカラーはテンションが上がりますよね」

 女性がおしゃれな洋服や小物でテンションが上がるように、“イケてる”スパイク『マーキュリアル』は選手の気分を高める効果をも持ち合わせている。

取材・文=高尾太恵子
写真=ナイキジャパン

鹿島のDF西大伍が復帰へ前進、思い描くのは中盤で輝く姿





◆3つのポジションで存在感…鹿島DF安西が「あの人こそスペシャル」と話す理想像(ゲキサカ)





[2.25 J1第1節 清水0-0鹿島 アイスタ]

 試合を重ねるごとに存在感を増している。今季、東京Vから鹿島アントラーズに加入したDF安西幸輝はここまで公式戦全3試合にフル出場。14日のACL上海申花戦(1-1)は左サイドバック、21日のACL水原三星戦(2-1)は右サイドバックで先発し、J1デビュー戦となったこの日は再び左サイドバックで開幕スタメンを飾った。

 試合の中でも目まぐるしくポジションを変え、後半22分から左サイドハーフにポジションを上げると、同39分からは右サイドバックに回った。3つのポジションをこなし、そのどこで出ても攻撃で前への推進力を発揮。それでも本人は「攻撃でもっとアクセントを付けられれば。アタッキングサードの精度を高めていきたい」と貪欲だ。

 負傷離脱中のDF西大伍からもさまざまなアドバイスを受け、自身の糧にしている。右サイドバックが本職ながらやはりさまざまなポジションをこなす西について「サッカーに関して本当に頭のいい選手で、勉強になることがいっぱいある」と話す安西は「(西)大伍さんみたいなユーティリティー選手になりたいし、あの人こそスペシャル。大伍さんに近づきつつ、自分の良さを出せれば」と、一つの理想像としてイメージしている。

「今日のプレーには満足していない。クロスの質であったり、攻撃のフィニッシュの部分でもっと頭を使ってサッカーをしたい。自分の良さももっと分かってもらって、もっと意思表示してプレーしたい」。東京Vでのプロ4年間でJ2の150試合に出場したが、ACLもJ1も今季が初挑戦。日々進化を続ける22歳はさらにその成長速度を加速させていく。

(取材・文 西山紘平)


3つのポジションで存在感…鹿島DF安西が「あの人こそスペシャル」と話す理想像


◆【鹿島】安西が“三刀流”のJ1デビュー!左SB→左MF→右SB「自分の良さ出た」(報知)





 ◆明治安田生命J1リーグ▽第1節 鹿島0―0清水(25日・IAIスタジアム日本平)

 鹿島は敵地で清水と0―0で引き分けた。東京Vから加入したDF安西幸輝は左サイドバックでJ1デビューとなる先発出場。攻勢を強めたい後半22分からは左サイドMFにポジションを移し、さらにFWを3枚に増やした後半39分からは右サイドバックでプレー。“三刀流”でJ1デビューを果たした22歳は「3つのポジションをこなしたことで、自分の良さが出たかなと思う」と手応えを口にした。

 14日のACL初戦・上海申花戦(1△1)では左サイドバックで先発し、21日の水原三星戦では右サイドバックでフル出場。東京V時代には中盤の底やトップ下でプレーした経験を持ち、「どこのポジションでも高いレベルでプレーできることが自分の持ち味」と言い切る。得意のドリブル突破からのクロスだけではなく、周囲を生かすプレーや守備時のポジショニングにも優れる。

 試合はスコアレスでドロー。「特に前半は相手の方が気持ちの部分で上回っていたと思う」と振り返り、「数字の意味で結果を求めないといけない。もっと質の高いプレーをしていきたい」と成長を誓った。


【鹿島】安西が“三刀流”のJ1デビュー!左SB→左MF→右SB「自分の良さ出た」


◆【鹿島】鹿島の“スン様”GKクォン・スンテ、読み勝ちの2戦連続PKセーブ(報知)





 ◆明治安田生命J1リーグ▽第1節 鹿島0―0清水(25日・IAIスタジアム日本平)

 鹿島は敵地で清水と0―0で引き分けた。

 GK権純泰(クォン・スンテ)がチームを救った。前半40分、MFレオ・シルバがペナルティーエリア内でPKを献上したが、清水FWクリスランが右隅を狙ったキックを見事にセーブ。「ピッチ内で最善を尽くせばファインセーブは出るもの」とクールに振り返った。

 スカウティングの段階でクリスランが右隅を得意とする情報は取得済み。さらに「開幕戦だったし、会場は満員のお客さん。絶対に決めなきゃいけない状況。いつも通りのコースに蹴ってくると思った」と自信を持って跳んだ。PKストップは21日のACL水原三星戦に続き2試合連続。0―0の引き分けにも「我慢強く守れていた。チームは良い時ばかりではない。みんなで解決する力はあると思います」と胸を張り「ソガさん(GK曽ケ端準)との競争があるからこそ、いいパフォーマンスを出せている」と白い歯を見せた。


【鹿島】鹿島の“スン様”GKクォン・スンテ、読み勝ちの2戦連続PKセーブ




◆2853日ぶりJ復帰戦は地元・清水で…内田「本当はカシマで復帰したかったけど」(ゲキサカ)





[2.25 J1第1節 清水0-0鹿島 アイスタ]

 高校時代を過ごした地元の清水で8シーズンぶりのJリーグ復帰を果たした。鹿島アントラーズのDF内田篤人はアウェーでの清水戦に右サイドバックで先発。「長い間、ケガもしていたし、Jリーグに戻ってきて、開幕戦がポイントだと思っていた」。10年5月5日のC大阪戦以来、2853日ぶりとなるJ復帰戦を開幕スタメンで飾った。

 静岡県出身で、清水東高から鹿島に入団した内田。清水の本拠地・IAIスタジアム日本平でのJリーグ復帰に「本当はカシマで復帰したかったけど」と冗談交じりに話しつつ、「高校時代の友達も見に来てくれたし、家族も見に来てくれた。高校のときもここで試合をやっているし、楽しかった」と、懐かしいスタジアムで復帰戦を戦った。

 序盤からホームの清水に押し込まれる苦しい展開。前半42分のPKのピンチはGKクォン・スンテがビッグセーブでしのぎ、「スンテの助けもあって、前半を0-0で終われたのは良かった。首の皮一枚つながった」と感謝したが、前半のシュートはDF昌子源のロングシュートによる1本のみに終わった。

 ハーフタイムに立て直し、後半は鹿島もチャンスをつくったが、1点を取り切れず、スコアレスドロー。「うまくいかないときもあるし、その中で勝っていかないといけない。優勝するには今日みたいな試合を勝たないと」と、引き分けという結果には満足しなかった。

 14日のACL上海申花戦(1-1)にフル出場し、鹿島での公式戦復帰を果たした内田だが、21日のACL水原三星戦(2-1)は連戦を考慮され、メンバー外。この日、公式戦2試合ぶりに先発し、後半39分にFWペドロ・ジュニオールとの交代でベンチに下がった。

「(交代は)戦術的な理由もあるし、徐々に徐々にというのもある。ペドロが入れば、勝ち点3を取りに行くよという意図もある」。そう途中交代を受け止める内田に焦りはない。「前回のACLもパスしてもらって、うまく休ませてもらいながらやっている。(手術した)膝は問題ないけど、周りの筋肉が張ったりというのはしょうがなく出てくる。そこはケアしながら、様子を見ながら」。ゆっくりと、しかし着実に完全復活への階段を上っていく。

(取材・文 西山紘平)


2853日ぶりJ復帰戦は地元・清水で…内田「本当はカシマで復帰したかったけど」




◆鹿島 内田 2853日ぶりのJ1復帰「優勝するならアウェーで勝たないと」(スポニチ)


明治安田生命J1第1節最終日 鹿島0―0清水 ( 2018年2月25日 アイスタ )





 鹿島の元日本代表DF内田篤人(29)が、10年5月のC大阪戦以来、2853日ぶりのJ1復帰を飾った。0―0で引き分けた敵地の開幕・清水戦に右サイドバックで先発。後半39分までピッチに立った。

 アイスタのある静岡市清水区は、清水東高校時代を過ごした地元。16年秋に生まれた愛娘も初めて試合の観戦に訪れた。「高校時代の友達や家族も見に来てくれた。高校の時もここでやってるし、楽しかった」と振り返った。

 前半は球際やセカンドボールの対応で清水に上回られ、チーム全体が劣勢に立たされた。「後ろで回せばいいのに、なんで蹴ってしまうのか」と思ったといい、チームメートには「縦パスを入れないで」と声掛け。鋭く戦況を読みながら、大きなジェスチャーで仲間に指示を与えた。

 ハーフタイムに大岩監督から気持ちが足りていないことを強い口調で指摘されたイレブンは後半、リズムを奪い返した。それでも1点は遠かった。内田は「うまくいかない時でも勝っていかないといけない。優勝するならアウェーで勝たないと」と力を込めた。


鹿島 内田 2853日ぶりのJ1復帰「優勝するならアウェーで勝たないと」




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