日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年4月28日土曜日

◆堅守を取り戻したい横浜FM、鹿島は得点力不足克服を…伝統の“オリジナル10”対決【プレビュー:J1第11節】(GOAL)





伝統の“オリジナル10”対決を制するのは?横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが下位脱出を懸けて激突する。

明治安田生命J1リーグ第11節が28日から29日にかけて開催。日産スタジアムでは下位に低迷する横浜F・マリノスと鹿島アントラーズが対戦。未だJ2に降格したことのない両者が、浮上の足がかりをつかむべく“オリジナル10”対決に臨む。

■横浜FM:守備の構築がカギに

横浜FMは直近5試合で2分3敗と勝利から遠ざかっている。第4節の浦和レッズ戦、5節の清水エスパルス戦でともにウノゼロ勝利を収めて安定感を見せたが、6節の川崎フロンターレとの神奈川ダービーで引き分けると、その後の4試合でも白星を挙げられずにいる。

とりわけ、昨季のJ1で5番目に少ない失点数を記録した鉄壁の守備陣が崩壊し、5試合で12失点を喫している。要因に挙げられるのは、アンジェ・ポステコグルー監督が推し進める「アタッキングフットボール」によるハイライン・ハイプレスの影響だ。不用意なミスからボールを奪われて失点しているだけに、イージーなミスの改善が早急に求められる。

連戦続きの疲労の影響も考えられるが、指揮官の標榜する攻撃的パスサッカーにおいて、ハイラインにおけるリスク管理を、チームにしっかりと落とし込むことができれば、昨季見せた堅固な守備が復活するはずだ。

指揮官は「やり方を変えるつもりはない」と結果が出ない状況にも、継続し続けることを断言している。そのなかでも、前線のウーゴ・ヴィエイラが得点ランクトップの7ゴールと一人気を吐いている。このポルトガル人エースの爆発を、不用意なミスで台無しにしたくない。まずは守備の構築が浮上する最大のカギとなりそうだ。

■鹿島:得点力不足の克服を

横浜FM同様、鹿島も直近5試合でわずか1勝と苦しんでいる。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)こそ、Jリーグ勢唯一のグループステージ突破を決めたものの、リーグでは不安定な戦いが続き、3勝3分4敗の14位に低迷。10試合を終えてリーグワーストの8ゴールにとどまる得点力不足は深刻だ。その8得点はエースの金崎夢生の「5」、金崎とともに2トップを形成する鈴木優磨の「2」、そして中盤の永木亮太の「1」と、スコアラーも限定的なものとなっており、攻撃のバリエーションが希薄であることは否めない。

戦列を離脱していた西大伍や遠藤康といった主力組が復帰を果たしたのは好材料で、戦力が揃えば巻き返しは十分可能だ。今季鹿島に復帰した内田篤人は「いまのところ4冠を取るチームの戦い方じゃない」と言及。その理由として「(選手間が)かみ合ってない」ことを挙げた。

「それをこのバンバン試合がくるなかで立て直すことは、難しい」としながらも、「4冠を取ると聞いてここへ入った。だいぶ差が付いているけど、諦めちゃダメ」と、苦しい状況にも前を向く姿勢を貫いている。

横浜FM戦では28勝8分20敗と勝ち越しており、直近で対戦した2017年10月21日のJ1第30節を2-3で落とす前は、9試合無敗であった。常勝軍団巻き返しへ、オリジナル10同士の激闘を制してここから再浮上の足がかりをつかみたいところだ。

■J1第11節 試合日程
4/28(土)
13:00 V・ファーレン長崎 vs サンフレッチェ広島(トラスタ)
14:00 ベガルタ仙台 vs 北海道コンサドーレ札幌(ユアスタ)
14:00 清水エスパルス vs 柏レイソル(アイスタ)
15:00 FC東京 vs 名古屋グランパス(味スタ)
15:00 ジュビロ磐田 vs セレッソ大阪(ヤマハ)
16:00 浦和レッズ vs 湘南ベルマーレ(埼玉)
16:00 ヴィッセル神戸 vs 川崎フロンターレ(ノエスタ)
19:00 横浜F・マリノス vs 鹿島アントラーズ(日産ス)

4/29(日)
16:00 ガンバ大阪 vs サガン鳥栖(吹田S)


堅守を取り戻したい横浜FM、鹿島は得点力不足克服を…伝統の“オリジナル10”対決【プレビュー:J1第11節】


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